アジア大会(8月19~22日、インドネシア)と世界選手権(10月20~28日、ハンガリー)の代表選手を中心とした男子グレコローマンの全日本チームが8月5日から群馬・草津で合宿をスタートした。
草津といえば、日体大が毎夏の合宿をやる地だが、同大学の合宿は8日からで、5日に集合したのは全日本チームの選手約40人。標高が約1100メートルで、6日の最高気温は28度。真夏日の続く東京よりはましだが、昼間は「涼しい」というほどではない。それでも朝晩はしのぎやすく、アジア大会前の最後の追い込み練習には適した場所。
松本慎吾・男子グレコローマン強化委員長(日体大教)は「7月下旬のトルコでの国際大会の結果をふまえ、これまでの課題でもあったグラウンドの防御に重点を置いて練習したい」と言う。オリンピックというより大きな舞台に立った太田忍(60kg級=ALSOK)もいるが、アジア大会に限れば6人の代表の全員が初出場。松本委員長は「初出場だけに、いい緊張感に包まれています」と話した。
9日まで行われ、そのあとは東京・味の素トレーニングセンターでアジア大会へ向けての最終調整に入り、17日にインドネシアへ向かう。(写真=チーム提供)
※本合宿は競技力向上事業の助成を受けています。