日本レスリング協会公式サイト
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2018.08.09

【2018年アジア大会・展望(2)】本命がカザフスタン、対抗はインドと高谷大地…男子フリースタイル65kg級

 《大会日程》
8月19日(日) 男子フリースタイル57・65・74・86・97kg級
   20日(月) 男子フリースタイル125kg級/女子50・53・57・62kg級
   21日(火) 女子68・76kg級/男子グレコローマン60・67kg級
   22日(水) 男子グレコローマン77・87・97・130kg級


《日本代表》高谷大地(たかたに・だいち=自衛隊)
 1994年11月22日生まれ、23歳。京都府出身。京都・網野高~拓大卒。166cm。2013年全日本選抜選手権60kg級を大学1年生で制する快挙を達成。その後、全日本の2大会での優勝はなかったが、自衛隊に進み、2017年アジア・インドア&マーシャルアーツ大会で2位になるなど再浮上。同年の全日本選手権を制し、今年のアジア選手権で銀メダル。
《詳細》  《JWFデータベース》  《国際大会成績》

男子フリースタイル65kg級・出場が予想される主な選手

※8月8日時点でエントリーは不明です、下記はすべて本ホームページの予想です。

3月のアジア選手権を制したダウレット・ニヤズベコフ(カザフスタン)

 2018年アジア選手権優勝のダウレット・ニヤズベコフ(カザフスタン)は長く61kg級でやってきた選手。階級を上げてすぐにアジア王者になる実力は要注意。同国からは今年のワールドカップの代表のサヤトペク・オカソフの可能性もある。6月のモンゴル・オープンで2位になっている。

 今年のアジア選手権は高谷大地に敗れて3位だったが、バジラン(インド)は急成長している選手。昨年の世界選手権は13位だったが、それに先立つアジア選手権で優勝しており、アジア・インドア&マーシャルアーツ大会も制覇。U-23世界選手権2位と実力を持っている。最近でも6月のトビリシ国際大会(ジョージア)65kg級優勝、7月のヤシャ・ドク国際大会(トルコ)70kg級優勝と好調。

3月は高谷大地が勝ったが、要注意のバジラン(インド)

 65kg級で2016年リオデジャネイロ・オリンピックに出場した2011年世界5位のアダム・バティロフ(バーレーン=元ロシア)は、昨年の世界選手権にも出場して7位に入ってる。しかし、今年のアジア選手権は79kg級に出ているので(5位)、当日計量実施を機に74kg級に上げたものと思われる。

 そうなると、カザフスタンが本命でインドとアジア選手権2位の高谷大地(自衛隊)が対抗、あとはだれが出てきてもおかしくない状況。今年のアジア選手権3位のテムルジョン・ウスモノフノフ(ウズベキスタン)、2017年アジア選手権2位のリー・セウンチョル(韓国)、イラン代表のハッサン・モラドガリエイらの中から優勝戦線に食い込んでくる選手がいるか。


出場が予想される主な選手

Niyazbekov, Daulet

Niyazbekov, Daulet(カザフスタン)
 1989年2月12日生まれ、29歳。2016年アジア選手権61kg級優勝、2017年アジア選手権61kg級3位を経て、2017年世界選手権61kg級7位。長く61kg級で闘い、2018年から65kg級へ。アジア選手権優勝のあと、7月のヤシャ・ドク国際大会(トルコ)3位。

Okasov, Sayatpek(カザフスタン)
 1991年7月7日生まれ、27歳。2015年世界選手権に出場(30位)。2016年リオデジャネイロ・オリンピックは逃す。今年3月のビル・ファーレル国大会(米国)70kg級で優勝し、ワールドカップの代表へ。モンゴル・オープン2位。

Bajrang

Bajrang(インド)
 1994年2月26日生まれ、24歳。2014年アジア大会61kg級2位。2017年のアジア選手権で優勝し、世界選手権は13位。その後のアジア・インドア&マーシャルアーツ大会で優勝し、U-23世界選手権2位。2018年はアジア選手権で3位。

Usmonohunov, Temurjon

Usmonohunov, Temurjon(ウズベキスタン)
 生年月日不明。2016年にアジア・ジュニア選手権60kg級優勝、非オリンピック階級の世界選手権61kg級で8位へ。2018年から65kg級で闘い、アジア選手権3位。

Lee, Seung-Chul(韓国)
 1988年7月22日生まれ、30歳。2012年ロンドン・オリンピック60kg級出場(18位)、2014年アジア大会61kg級3位。65kg級へ上げて2016年リオデジャネイロ・オリンピックを目指したが出場できず。2017年はアジア選手権2位、世界選手権出場(22位)。2018年のアジア選手権は初戦敗退だった。

Moradghaliei, Hassan(イラン)
 生年月日不明。2008年世界軍隊選手権3位などの成績はあるが、そう多くの国際大会に出ている選手ではない。今年は7月のヤシャ・ドク国際大会(トルコ)で5位。

Kim, Kuk-Gwang(北朝鮮)
 1993年9月3 日生まれ、24歳。2016年世界軍隊選手権2位、2018年アジア選手権5位など。

Kim, Han-Song(北朝鮮)
 生年月日不明。2017年にアジア選手権61kg級2位で、世界選手権は初戦敗退。2018年から65kg級で闘い、世界軍隊選手権は8位だった。


最近の国際大会成績

 【2018年3月:アジア選手権61kg級(キルギス)】
[1]Sanayev, Nurislam(カザフスタン)
[2]小栁和也(日本)
[3]Rakhmonov, Abbos(ウズベキスタン)
[3]Zholdoshbekov, Ulukbek(キルギス)
[5]Sharvan, Sharvan(インド)
[5]Sadeghikoukandeh, Iman(イラン)

 【2018年3月:アジア選手権65kg級(キルギス)】
[1]Niyazbekov, Daulet(カザフスタン)
[2]高谷大地(日本)
[3]Bajrang(インド)
[3]Usmonohunov, Temurjon(ウズベキスタン)
[5]Emamichoughuei, Younes(イラン)
[5]Kim, Kuk-Gwang(北朝鮮)

 【2017年9月:アジア・インドア&マーシャルアーツ大会(トルクメニスタン)】
[1]Bajrang(インド)
[2]高谷大地(日本)
[3]Boryakov, Batyr(トルクメニスタン)
[3]Amouzadeh Halili, Farzad(イラン)
[5]Bakeev, Amandyk(カザフスタン)
[5]Fayziev, Abdulquasim(タジキスタン)

 【2017年8月:世界選手権(フランス)/10位以内のアジア選手】
[7]Batirov, Adam(バーレーン)
[10]Nasiri, Meysam(イラン)

 【2017年5月:アジア選手権(インド)】
[1]Bajrang(インド)
[2]Lee, Seung-Chul(韓国)
[3]鴨居正和(日本)
[3]Nasiri, Meysam(イラン)
[5]Weerasinghe, Chamara Milinda(スリランカ)
[5]Kim, Kuk-Gwang(北朝鮮)







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