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2019.04.26

鏡優翔(JWA/東京・帝京高)が優勝、全選手がメダル獲得…2019年アジア選手権・第4日(女子)

17歳でアジア・チャンピオンに輝いた鏡優翔(JWA/東京・帝京高)

 【西安(中国)/文=布施鋼治、写真提供=UWWオフィシャルカメラマン・保高幸子】2019年アジア選手権第4日は4月26日、中国・西安で女子5階級が行われ、日本は4階級で決勝に進んだが、72kg級の鏡優翔(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)が勝つにとどまった。53kg級の向田真優(至学館大)、62kg級の川井友香子(至学館大)、65kg級の類家直美(至学館大)の3選手は銀メダル、約2年8ヶ月ぶりの国際大会となった57kg級の伊調馨(ALSOK)は準決勝で敗れたあと、3位決定戦で勝って銅メダルを確保した。

 鏡は1回戦で今年2月のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)76kg級優勝のワン・フアン(中国)に、準決勝で昨年のU23世界選手権3位のザミラ・バクベルゲノワ(カザフスタン)に、ともに接戦の末に勝利。決勝でイェオン・セオイェン(韓国)をテクニカルフォールで下した。シニアの国際大会では、今年1月のヤリギン国際大会(ロシア)の2位、クリッパン女子国際大会(前述)の3位に続き、初めての優勝を達成した。

終了間際に痛恨の逆転負けの向田真優(至学館大)

 向田は2回戦で昨年のアジア大会50kg級優勝のビネシュ・ビネシュ(インド)をテクニカルフォールで下し、準決勝で昨年の世界選手権3位のパン・キンユ(中国)を10-4で破って決勝へ。アジア大会優勝のパク・ヨンミ(北朝鮮)を相手に3-0とリードを奪ったものの、3-2とされ、ラスト8秒に2点を失って逆転された。

 川井もラスト6秒の逆転負けで金メダルを逃した。2回戦で2016年リオデジャネイロ・オリンピック58kg級銅メダルのサクシ・マリク(インド)をフォールで破るなどして決勝へ進出。昨年のアジア大会2位のアイスル・チニベコワ(キルギス)との一戦は、6-1とリードを奪いながら、ラスト6秒にレッグホールドで痛恨の逆転負け。初のアジア選手権を優勝で飾れなかった。

団体優勝を奪還した日本女子チーム

 類家はウズベキスタンとモンゴルの選手を無失点のテクニカルフォールで破って決勝へ進出。しかし、昨年62kg級2位のルオ・シアオフアン(中国)に0-3で及ばなかった。シニアの国際大会では、2月のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)の銅メダルに続くメダル獲得。

 伊調は1回戦で韓国選手にテクニカルフォール勝ちしたあと、準決勝で昨年のアジア大会優勝のヨン・ミョンスク(北朝鮮)に4-7で黒星。3位決定戦でベトナム選手にフォール勝ちし、メダルは確保した。

 女子はこの日で終了。日本は前日と合わせ「金4・銀5・銅1」の全階級メダル獲得を達成。国別対抗得点では215点をマークし、183点の中国を押さえて2年ぶりの優勝を遂げた。3位は113点のインド。

 各選手の成績は下記の通り。

57kg級銅・伊調馨(ALSOK)

62kg級銀・川井友香子(至学館大)

65kg級銅・類家直美(至学館高)

お知らせ
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女子

 【53kg級】向田真優(至学館大)   2位=11選手出場
決 勝 ●[3-4]Pak, Yong-Mi(北朝鮮)
準決勝 ○[10-4]Pang, Qian(中国)
2回戦 ○[Tフォール、4:08=10-0]Vinesh, Vinesh(インド)
1回戦 ○[Tフォール、1:12=10-0]Chiu, Jo-CiU(台湾)

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 【57kg級】伊調馨(ALSOK)   3位=10選手出場
3決戦 ○[フォール、2:23=4-0]Nguyen, Thi My Trang(ベトナム)
準決勝 ●[4-7]Jong, Myong-Suk(北朝鮮)
2回戦 ○[Tフォール、4:58=10-0]Um, Ji-Eun(厳地恩=韓国)
1回戦 BYE

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 【62kg級】川井友香子(至学館大)   2位=12選手出場
決 勝 ●[6-8]Tynybekova, Aisuluu A(キルギス)
準決勝 ○[5-4]Mun, Hyon-Gyong(北朝鮮)
2回戦 ○[フォール、4:53=5-0]Malik, Sakshi(インド)
1回戦 ○[8-0]Choi, Ji Ae(韓国)

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 【65kg級】類家直美(至学館大)   2位=8選手出場
決 勝 ●[0-3]Luo, Xiaojuan(中国)
準決勝 ○[Tフォール、4:41=10-0]Bolortungalag, Tsorigt (モンゴル)
1回戦 ○[Tフォール、5:53=10-0]Aleuatdinova, Sakhipjamal(ウズベキスタン)

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 【72kg級】鏡優翔(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)  優勝=8選手出場
決 勝 ○[Tフォール、3:25=12-1]Jeong, Seo-Yeon(韓国)
準決勝 ○[2-2]Bakbergenova, Zhamila(カザフスタン)
1回戦 ○[2-1]Wang, Juan(中国)

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 《国別対抗得点》
[1]日本 215点、[2]中国 183点、[3]インド 113点、[4]モンゴル 107点、[5]カザフスタン 102点、[6]韓国 95点







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