【6.13～16明治杯全日本選抜選手権・展望（13）】屋比久翔平（ALSOK）ら4選手が激しく争うか…男子グレコローマン77kg級

2019年明治杯全日本選抜選手権（6月13～16日、東京・駒沢体育館）

《大会日程》 ／ 《2019年世界選手権大会、2020年東京オリンピックにおける選手選考基準》

男子グレコローマン77kg級・展望（6月13～14日実施）

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

全日本選手権V逸のリベンジを目指す屋比久翔平（ALSOK）

　2017・18年世界選手権代表の屋比久翔平（ALSOK）の牙城を全日本選手権で破った櫻庭功大（拓大）。その櫻庭を破って全日本王者に輝いたのが小路直頌（自衛隊）。３選手による闘いが、今度はどんな結果を生み出すか。小路は冬の欧州遠征とアジア選手権、櫻庭は欧州遠征をそれぞれ経験し、どんなふうに成長しているか。

　82kg級から落として全日本選手権３位の前田祐也（鳥取・鳥取中央育英高職）も、減量をしっかりこなして世界選手権に3大会連続出場の実力をこの階級で発揮できれば、優勝争いにからむ可能性は十分にある。

　国体で優勝しながら負傷で全日本選手権を欠場した泉武志（一宮グループ）、昨年２位の阪部創（自衛隊）の予選勝ち上がり組が優勝をさらうことがあるか。

2018年全日本選手権 →クリック

　▼決勝
小路直頌（自衛隊）○［4-0］●櫻庭功大（拓大）

　▼3位決定戦
屋比久翔平（ALSOK）○［Ｔフォール、2:08=9-0］●下山田周（日体大）
前田祐也（鳥取・鳥取中央育英高職）○［Ｔフォール、2:06=11-0］●小室裕大（自衛隊）

エントリー選手（12選手）

※この階級の2018年世界選手権代表と全日本選手権1～3位選手以外はアイウエオ順

屋比久翔平

小路直頌

櫻庭功大

前田祐也

泉武志

《2018年世界選手権出場／2018年全日本選手権3位》
屋比久 翔平（やびく・しょうへい＝ALSOK）
1995年1月4日生まれ、24歳。沖縄県出身。沖縄・浦添工高～日体大卒。174cm。2018年アジア大会5位

《2018年全日本選手権優勝》
小路 直頌（しょうじ・なおつぐ＝自衛隊）
1994年2月14日生まれ、25歳。福岡県出身。福岡・東鷹高卒。173cm。2019年アジア選手権5位

《2018年全日本選手権2位》
櫻庭 功大（さくらば・こうだい＝自衛隊）
1996年7月13日生まれ、22歳。秋田県出身。秋田・秋田商高～拓大卒。169cm。2018年全日本学生選手権優勝

《2018年世界選手権82kg級代表／2018年全日本選手権3位》
前田 祐也（まえた・ゆうや＝鳥取・鳥取中央育英高職）
1994年2月19日生まれ、25歳。鳥取県出身。鳥取・倉吉総合産業高～拓大卒。174cm。2018年国民体育大会2位

泉 武志（いずみ・たけし＝一宮グループ）
1989年4月6日生まれ、30歳。愛媛県出身。愛媛・八幡浜工高～日体大卒。175cm。2018年全日本選抜選手権3位

小室 裕大（こむろ・ゆうだい＝自衛隊）
1998年9月3日生まれ、20歳。秋田県出身。秋田・秋田商高卒。176cm。2018年全日本選手権5位

阪部 創（さかべ・そう＝自衛隊）
1993年10月19日生まれ、25歳。和歌山県出身。和歌山・紀北工高～神奈川大卒。178cm。2017年全日本選手権5位

澤田 夢有人（さわだ・むうと＝雄大グループ）
1995年6月12日生まれ、24歳。静岡県出身。静岡・飛龍高～日体大卒。175cm。2018年全日本選抜選手権72kg級2位

下山田 周（しもやまだ・あまね＝日体大）
1999年3月24日生まれ、20歳。茨城県出身。山梨・韮崎工高卒。170cm。2018年全日本選手権5位

花山 和寛（はなやま・かずひろ＝自衛隊）
1991年9月10日生まれ、27歳。愛媛県出身。愛媛・八幡浜工高～早大卒。173cm。2018年全日本選手権8位

林 雷（はやし・らい＝日体大）
1998年1月29日生まれ、21歳。山梨県出身。山梨・韮崎工高卒。172cm。2018年全日本学生選手権2位

山﨑 翔馬（やまさき・しょうま＝九州共立大）
1999年1月8日生まれ、20歳。愛媛県出身。愛媛・八幡浜工高卒。169cm。2018年全日本大学グレコローマン選手権2位