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2019.08.15

男子フリースタイルの全日本チームが東京で17泊18日の合宿スタート


18日間にわたる合宿をスタートした男子フリースタイル・チーム

 世界選手権(9月14~22日、カザフスタン・ヌルスルタン)の代表選手を含む男子フリースタイルの全日本チームが8月14日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿スタート。ロシアのサハ共和国ヤクーツクから軽量級を中心に8選手が参加し、外国選手のいる緊張感の中で31日までの17泊18日の集中練習に入った。

 井上謙二・男子フリースタイル強化委員長(自衛隊)は「7月中旬から(岐阜、山梨で)追い込んだいい練習ができていると思う。今回の合宿でもしっかり強化したい。軽中量級はロシアの特徴あるスタイルの選手を相手に鍛えたい」と言う。この日、選手は練習時間中、静止している時がないほど動き回る練習が展開された。「6面マットならではですね。マットが少ないと交代交代になるので、どうしても待つ時間ができます。いい環境です」と言う。

 エアコン完備の味の素トレセンだが、選手の汗のかき方を見ていると、春や秋よりも多く出ているという。「水分の補給はしっかりやらせたい」とし、陸上競技場を走るトレーニングもあるが、早朝の気温が上がらない時間に予定するなど、コンディションづくりには万全を期すという。

ロシア・ヤクーツクから参加した選手ほか

 外国選手の闘い方の分析にも力を入れる時期。前回のオリンピックのあと階級を上げた選手も、新階級に慣れて実力を発揮する時期。デフェンディング・チャンピオン(乙黒拓斗=山梨学院大)が出場する65kg級で言えば、2016年リオデジャネイロ57kg級王者のウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)や2017年61kg級世界王者のハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)らが実力を発揮してきて、昨年以上の過酷な闘いが予想される。

 同委員長は「去年のチャンピオンであっても、簡単に勝てない」と話し、求めることは“チャレンジャーの気持ち”。「最後まで攻め切るレスリングを意識させたい」と言う。

 前夜(この日の未明)、エストニアで行われている世界ジュニア選手権で57kg級の阿部敏弥(国士舘大)が優勝し、61kg級の山口海輝と74kg級の基山仁太郎(ともに日体大)が決勝進出を決めるなど朗報が伝わってきた。「いい刺激になります」と話し、シニア・チームの踏ん張りが望まれる状況を歓迎した。

母校の後輩の殊勲に「刺激になります」…74kg級・奥井眞生(自衛隊)

井上謙二・男子フリースタイル強化委員長による技術指導

 阿部の優勝を、ひときわ大きな感激で受け止めたのが、74kg級代表の奥井眞生(自衛隊)。母校・国士舘大の後輩の殊勲に「すごくうれしいし、刺激になる。いい波をつくってくれた。自分も頑張らないとならない、という気持ちになります」と興奮を隠せない。

 前夜は、決勝戦をネット生中継で見ていたという。「ふだんは、そんな時間は起きていません。きのうは別です」と、例外中の例外の夜ふかしだが、阿部の快挙に興奮して朝まで満足に寝られなかったとか。「きょうは睡眠不足です」と苦笑いしたが、体調を問題にするより大きなプラスがあったことだろう。

 国士舘大の選手が主要国際大会で優勝したのは、1996年アジア選手権で和田貴広・現監督(当時は国士舘大助手)が勝って以来。同大学からのオリンピック出場は、和田監督が2000年シドニー大会に出場したあと途絶えている。それだけに、自分がオリンピックのマットに立って強豪復活につなげたい気持ちはある。「代表に決まってから順調に仕上がっています。今回の長い合宿でしっかり追い込み、研究するところを研究して世界選手権に臨みたい」と表情を引き締めた。

※本合宿は競技力向上事業の助成を受けています。


▲86kg級代表の高谷惣亮(ALSOK)と97kg級代表の赤熊猶弥(自衛隊)によるスパーリング

▲世界チャンピオン返り咲きを目指す57kg級の高橋侑希(ALSOK)

▲米満達弘コーチ(自衛隊)と練習する世界王者・乙黒拓斗(山梨学院大)







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