ロシアが5階級で優勝、ゲノ・ペトリアシビリ（ジョージア）が3連覇…2019年世界選手権・男子フリースタイル

男子両スタイルで唯一3連覇を達成したゲノ・ペトリアシビリ（ジョージア）

　2019年世界選手権の男子フリースタイルは、ロシアが5階級を制覇する強さを見せた。97kg級は昨年優勝のアブデュラシド・サデュラエフで、86kg級時代の2014・15年、2016年リオデジャネイロ・オリンピックを含めて5度目の世界一へ。74kg級はザウルベク・シダコフ、57kg級はザウール・ウグエフが、ともに連覇した。

　65kg級は階級を上げたガジムラド・ラシドフが初の世界一へ。70kg級は初出場のダビッド・バエフが勝った。

　125kg級はゲノ・ペトリアシビリ（ジョージア）が男子両スタイルを通じて唯一の3年連続優勝を達成。ジョージアからは61kg級で初出場のラシャ・ロムターゼも勝った。

　86kg級は2017年優勝のハッサン・ヤズダニ・チャラティ（イラン）が優勝。2016年リオデジャネイロ大会74kg級と合わせて3度目の世界一に輝いた。この3年間、イランからの世界チャンピオンはヤズダニだけとなった。

　79kg級はカイル・デイク、92kg級はジェーデン・コックスの米国選手が、いずれも昨年に続いて優勝した。

　各階級のメダル獲得選手は下記の通り。

男子フリースタイル

　【57kg級】
［1］Uguev, Zaur（ロシア）
［2］Atli, Suleyman（トルコ）
［3］Sanayev, Nurislam（カザフスタン）
［3］Kumar, Ravi（インド）

　【61kg級】
［1］Lomtadze, Lasha（ジョージア）
［2］Idrisov, Magomedrasul（ロシア）
［3］Aware, Rahul Balasaheb（インド）
［3］Ehsanpoor, Behnam Eshagh（イラン）

　【65kg級】
［1］Rashidov, Gadshimurad（ロシア）
［2］Niyazbekov, Daulet（カザフスタン）
［3］Punia, Bajrang（インド）
［3］Muszukajev, Iszmail（ハンガリー）

　【70kg級】
［1］Baev, David（ロシア）
［2］Kaipanov, Nurkozha（カザフスタン）
［3］Emamichoughuei, Younes Aliakbar（イラン）
［3］Gadzhiev, Magomedmurad（ポーランド）

　【74kg級】
［1］Sidakov, Zaurbek（ロシア）
［2］Chamizo Marquez, Frank（イタリア）
［3］Burroughs, Jordan Ernest（米国）
［3］Khadjiev, Zelimkhan（フランス）

　【79kg級】
［1］Dake, Kyle Douglas（米国）
［2］Hasanov, Yabrail（アゼルバイジャン）
［3］Nabiev, Gadzhi（ロシア）
［3］Salkazanov, Taimuraz（スロバキア）

　【86kg級】
［1］Yazdani Charati, Hassan（イラン）
［2］Punia, Deepak（インド）
［3］Reichmuth, Stefan（スイス）
［3］Naifonov, Artur（ロシア）

　【92kg級】
［1］Cox, J’den Michael Tbory（米国）
［2］Karimimachiani, Alireza Mohammad（イラン）
［3］Mtsituri, Irakli（ジョージア）
［3］Zhabrailov, Alikhan（ロシア）

　【97kg級】
［1］Sadulaev, Abdulrashid（ロシア）
［2］Sharifov, Sharif（アゼルバイジャン）
［3］Snyder, Kyle Frederick（米国）
［3］Nurov, Magomedgadzhi Omardibirovich（マケドニア）

　【125kg級】
［1］Petriashvili, Geno（ジョージア）
［2］Akguel, Taha（トルコ）
［3］Khotsianivski, Aleksander（ウクライナ）
［3］Rakhimov, Khasanboy（ウズベキスタン）

　《国別対抗得点》
［1］ロシア 190点、［2］カザフスタン 103点、［3］米国 94点、［4］イラン 93点、［5］ジョージア 85点、［6］インド 79点、［7］アゼルバイジャン 50点、［8］ウズベキスタン 49点、…［10］日本 32点