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2019.10.20

男子フリースタイルの全日本チームが東京で合宿スタート


全日本チームの本拠地で、合宿スタートの男子フリースタイル・チーム

 先月の世界選手権(カザフスタン)の代表選手と今月28日から始まるU23世界選手権(ハンガリー)の代表選手を含めた男子フリースタイルの全日本チームが10月19日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿をスタートした。

 世界選手権代表選手は見つかった課題に取り組み、U23世界選手権の代表選手は出発前の仕上げ練習となる。

 井上謙二・男子フリースタイル強化委員長(自衛隊)は、関東地方を中心とした東日本に大きな被害をもたらした先週の台風19号に言及し、「まだ被害に苦しんでいる人もいるし、地元が被災した選手もいる。そんな状況下で、みんなにできることは何か」と問いかけた。

 「自分がやるべきことを一生懸命にやること」であり、それによって「苦しんでいる人に力を届けることができる。(この合宿に参加している)自衛隊や警視庁のコーチは、2011年の東日本大震災の時、『こんなことをやっていて、いいのか』との思いを抱きながらも、日本代表として頑張ることで、被災者に元気を届けた」と説明し、今やるべきことをしっかりやることを望んだ。

チームを指揮する井上謙二・強化委員長

 U23世界選手権は、2017年(中村倫也)と2018年(長谷川敏裕、樋口黎)の2年連続で優勝選手を輩出してきた。それだけに今回も金メダルを取りたいところ。同委員長は「この世代のベストメンバーをそろえ、ベストのコーチを選んでいる。最高のコンディションをつくり、ベストを尽くしたい」と話した。

 練習後のミーティングでは「今年の世界選手権では、オリンピック出場枠2つを取ったが、メダルがなかったことは本当に悔しい」と声を絞り出し、「残る4階級、絶対に取る。東京オリンピックでは全員にメダルを取らせたい。そのために厳しいことも言う。覚悟をもって練習してほしい」と訴えた。

挑戦者となって、自分に厳しくなった藤波勇飛

挑む立場となった藤波勇飛

 74kg級は奥井眞生(自衛隊)がオリンピック出場枠を取ったものの、代表に内定することはなく、だれにでもチャンスがある状況となった。挑む立場となった藤波勇飛(ジャパンビバレッジ)は「(奥井に)2回勝つのは厳しいし、敵は一人じゃない。みんな目の色を変えて臨んでくる。その中で、挑戦者として勝ち抜けるよう頑張りたい」と決意を新たにした。

 代表落ちした時はショックだったそうだが、「いつまでもくよくよしていても仕方ない」と切り替えた。代表と代表でない場合とで“格差”を感じ、「悔しいし、代表になった時のありがたみを感じた。その経験で、自分に厳しくなれたと思う」と言う。

 世界選手権の試合はネット中継でしっかり見ていた。「シダコフ(ロシア=優勝)、チャミゾ(イタリア)、バローズ(米国)が断トツに抜けていますね」と話し、その闘いの輪に入りたそうだが、「その前に、国内で勝たないと」と言う。12月の全日本選手権で優勝し、奥井とのプレーオフに勝てば、代表権を奪取できる。

アジア・ジュニア・チャンピオンの実績でU23世界に挑む谷山拓磨

 U23世界選手権に出場する65kg級の谷山拓磨(拓大)は「世界での闘いは初めて。楽しみもあるけど、緊張もあります」と言う。昨年のアジア・ジュニア選手権で金メダルを取っており、ロシアでのカデットの国際大会に出場したこともあるが、世界選手権は違う感覚だという。「カデット、ジュニアとU23も違うでしょう。過去は関係ありません」-。

 6月の全日本選抜選手権では、昨年のアジア大会2位の高谷大地(自衛隊)を破って3位となった。「実力が伸びていることは感じます」と話し、ちょっぴり自信を持っての挑戦になりそう。「勝ちたい、と思うと、うまく力が出なかったり、いつもと違う動きになったりする。ふだんやっていることを出せるようにしたい」と言う。

昇り調子でU23世界選手権を迎える吉田ケイワン

 97kg級に挑む吉田ケイワン(日大)は、3度のアジア・ジュニア選手権を経験したあとのU23世界への挑戦。8月の全日本学生選手権、9月末の国体と連続優勝を飾り、昇り調子での大会となる。「初めての世界大会なので、全力でやることを意識したい」と言う。

 国体は、4連覇を目指した園田平(自衛隊)を破っての優勝だった。「自信になります。練習では1ポイントも取れない相手でした。びびらないで前に出られたことが勝因だと思います」と話し、今度も「びびらず自分から攻めたい」と言う。「国際大会では、まだメダルがありません。メダルを目標に頑張りたい」と話した。

 合宿は24日まで行われ、U23チームは同日、ハンガリーへ向けて出発する。

※本合宿は競技力向上事業の助成を受けています。


▲オリンピック出場まで、あと“1大会優勝”の奥井眞生(自衛隊)

▲再出発した2018年世界王者の乙黒拓斗(山梨学院大)







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