11.16～17女子W杯（千葉・成田）に川井梨紗子（ジャパンビバレッジ）ら20選手…6ヶ国で実施へ

昨年3月の群馬・高崎大会で4連覇を達成した日本チーム＝撮影・矢吹建夫

　11月16日（土）～17日（日）に千葉・成田市中台運動公園体育館で行われる女子ワールドカップに、57kg級世界チャンピオンの川井梨紗子（ジャパンビバレッジ）を含む下記の20選手が選出された。

　ワールドカップは10階級の団体戦で世界一を決める大会。通常、世界選手権の国別対抗得点で8位以内の国で行われるが、今年は6位のカザフスタンと8位のアゼルバイジャンが辞退し、繰り上げを行わずに6ヶ国で実施される。

　したがって、３ヶ国で総当たりの予選リーグを行い、同じ順位の国同士が順位決定戦で対戦する。組み合わせは、世界選手権で1・４・５・８位が同ブロックと決まっており、今年の場合、1位の日本は4位の中国、5位のウクライナと同じブロック（A組）。もうひとつのブロックは、2位のロシア、3位の米国、7位のモンゴルとなる（B組）。

　2001年に始まったこの大会で、日本は昨年までの17度の大会で優勝10回、2位2回、3位 5回と、常に表彰台に上がってきた。2007～11年に中国が5連覇するなど押された時期もあったが、2014年の東京大会以来、昨年まで4大会連続で優勝している（2016年は実施せず）。

　大会スケジュールと日本選手団は下記の通り。

大会スケジュール

11月16日（土）　10:30～　A組：日本－ウクライナ／B組：ロシア－モンゴル
　　　　　　　　 12:00～　A組：中国－ウクライナ／B組：ロシア－米国
　　　　　　　　 16:30～　開会式
　　　　　　　　 17:00～　A組：日本－中国／B組：米国－モンゴル

11月17日（日）　10:30～　5･6位決定戦
　　　　　　　　 13:00～　3位決定戦
　　　　　　　　 14:30～　優勝決定戦

役員

【強化本部長】西口茂樹（日本オリンピック委員会）、【強化副本部長】赤石光生（日本オリンピック委員会）

【監督】笹山秀雄（自衛隊）、【コーチ】齊藤将士（警視庁）、冨田和秀（自衛隊）、吉村祥子（エステティックTBC）、金浜良（ジャパンビバレッジ）

【トレーナー】佐藤守重（日本スポーツ振興センター）

代表選手

【50㎏級】須﨑優衣（早大）、加賀田葵夏（青山学院大）
【53㎏級】奥野春菜（至学館大）、田村生吹（日体大）
【55㎏級】五十嵐彩季（至学館大）、花井瑛絵（至学館大）
【57㎏級】川井梨紗子（ジャパンビバレッジ）、南條早映（至学館大）
【59㎏級】稲垣柚香（愛知・至学館高）、田南部夢叶（日体大）
【62㎏級】川井友香子（至学館大）、森川美和（日体大）
【65㎏級】榎本美鈴（環太平洋大）、類家直美（至学館大）
【68㎏級】古市雅子（自衛隊）、松雪成葉（至学館大）
【72㎏級】進藤芽伊（日体大）、鏡優翔（JOCエリートアカデミー／東京・帝京高）
【76㎏級】皆川博恵（クリナップ）、松雪泰葉（至学館大）