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2019.10.30

U23世界選手権(ハンガリー)出場の男子グレコローマン・チームが出発

ハンガリーへ向かった男子グレコローマン・チーム

 28日からハンガリー・ブダペストで始まったU23世界選手権に出場する男子グレコローマン・チームが10月29日、成田空港発の日本航空で出発した。一昨年、昨年と2年連続で金メダルを獲得しており、3年連続のチャンピオン輩出が目標。

 鶴巻宰監督(自衛隊)は「去年の好成績(金2個、国別対抗得点4位)以上の結果を残したい。シニアの世界選手権代表もいるチームであり、期待している」と自信を見せる。シニアの世界選手権で2人が優勝したことに加え、前日の大会初日にフリースタイル65kg級の谷山拓磨(拓大)が決勝進出を決め、「選手は刺激され、やる気になっている。しっかりと調整させ、100パーセント以上の力を出させたい」と話した。

 23日から東京・味の素トレーニングセンターで行われた合宿で選手の練習をしっかり見てきた。所属が違う23歳以下の選手はよく知らないのが現実だが、練習を見たことで実力や特性を知ることができ、試合の時に「役立てたい」と言う。パッシブの取られ方がやや違っているとの情報もあり、「しっかり見極めてルールに沿った闘いをしたい」と話した。

 96kg級でオリンピック出場、世界5位の実績を持つ斎川哲克コーチ(栃木・足利工高教)は、3年連続でコーチとして帯同する。地方教員にしてこの抜擢は、重量級の欠かせない指導者なればこそ。自分の経験から「若いうちに海外選手と自分の差を知り、自分の立ち位置を知ることが大事。コンタクトスポーツは慣れが必要。外国選手との試合に慣れ、抵抗をなくすことが今後につながる」と話し、1試合でも多くの試合を望む。

 合宿には途中からの参加だったが、選手と肌を合わせ指導した。「東京オリンピックを目指せる選手もいるが、その後につながっていく世代。全力でサポートしたい」と話した。

世界王者へのリベンジ目指す小川翔太(日体大)

 77kg級の櫻庭功大主将(自衛隊)は「全員でいい成績を残す、という気持ちを持ちつつ、自分自身も頑張りたい」と話し、自身の頑張りによってチームをまとめる腹積もり。国際大会は3月に全日本チームとして実施した欧州遠征以来。その時のメンバーから世界チャンピオンが生まれているだけに、「自分も頑張りたい」という。

 東京オリンピック出場枠は取れていない階級なので、だれにでも望みがある状況。「今回結果を残し、12月(全日本選手権)に向けて頑張りたい」と表情を引き締めた。

9月の世界選手権でヌグザリ・ツルツミア(ジョージア)に完敗した小川翔太(日体大)。リベンジを目指す

 シニアの世界選手権で日本グレコローマン史上最年少のメダリストに輝いた55kg級の小川翔太(日体大)は「世界選手権で負けたジョージア選手(ヌグザリ・ツルツミア)が出ると聞いている。勝って優勝したい」ときっぱり。昨年優勝のツルツミアは、世界選手権でも3位に入っていた選手。「強いことを知っていた。自分は国際大会で勝っていなかったし、気持ちで負けていた。びびってしまって自分の技を出せなかった」とのこと。第1ピリオド、0-8のテクニカルフォールで負けてしまった。

 今は自分も世界の銅メダリスト。「自信を持ってやり、優勝して帰国したい。ジョージアに勝てば、自分が成長したことになる。頑張りたい」と話した。

 男子グレコローマンは11月1~3日に行われる。


 【男子グレコローマン代表選手】
▼55kg級 小川翔太(日体大)
▼60kg級 鈴木絢大(日体大)
▼63kg級 山田義起(日体大)
▼67kg級 遠藤功章(東和エンジニアリング)
▼72kg級 日下 尚(日体大)
▼77kg級 櫻庭功大(自衛隊)
▼82kg級 向井識起(自衛隊)
▼87kg級 奈須川良太(神奈川大)
▼97kg級 松本直毅(早大)
▼130kg級  番地啓太(国士舘大)







2023年世界選手権/激戦の跡
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