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2019.11.02

奥野春菜(至学館大)ら4選手が優勝、6年連続グランドスラム達成に王手…2019年U23世界選手権・第5日(1)=ファイナル動画追加

3年連続団体優勝達成の女子チーム

 2019年U23世界選手権第5日は11月1日、ハンガリー・ブダペストで女子5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ53kg級の奥野春菜(至学館大)、57kg級の南條早映(至学館大)、62kg級の稲垣柚香(愛知・至学館高)、65kg級の榎本美鈴(環太平洋大)の4選手が優勝、3位決定戦に回った72kg級の進藤芽伊(日体大)が銅メダルを獲得した。

 奥野、南條、稲垣は8月の世界ジュニア選手権も制しており、今季2個目の世界タイトル獲得。

 奥野は躍進するインドの若手選手に第1ピリオドの1分11秒でフォール勝ち。1回戦からの4試合を無失点で勝ち上がり、2年ぶりの優勝。奥野は今夏までにカデット、ジュニア、U23、シニアの4部門で優勝しており、U23とシニアの優勝回数が「2」となった。

無失点で2年ぶりの優勝を飾った奥野春菜(至学館大)

 南條は昨年2位で今年の世界ジュニア選手権2位のアリナ・アコビヤン(ウクライナ)に第1ピリオドの1分51秒でテクニカルフォール勝ち。4試合すべてをフォールかテクニカルフォールで勝つ圧倒的な強さを見せた。

 稲垣は今年のパンアメリカン大会優勝でシニア世界選手権8位のカイラ・コリーン・ミラクル(米国)に3-0で勝利。稲垣は2017年世界カデット選手権でも優勝しており、カデット、ジュニア、U23の3部門での世界チャンピオンとなった。

 榎本はモンゴル選手の新鋭相手に第2ピリオドでテクニカルフォール勝ち。今年は1月のヤリギン国際大会(ロシア)銀メダルに続くメダル獲得で、国際大会の金メダルは初めて。

3部門目の世界一を飾った稲垣柚香(愛知・至学館高)

 進藤は、昨年2位で今年のシニア世界選手権8位のアレクサンドラ・ニコレタ・アンゲル(ルーマニア)を9-3で下した。昨年の世界大学選手権優勝に続く国際大会のメダル獲得。

 女子は、前日の3階級優勝と合わせ、これまでで最高の7階級を制覇。他に「銀2・銅1」を獲得し、世界ジュニア選手権に続いて全階級メダル獲得を達成した。国別対抗得点は230点をマーク。2階級を制して105点の中国を大きく引き離して3年連続の優勝。3位はウクライナ。

 日本は2014年以来、6年連続でカデット、ジュニア、U23(2017年から実施)、シニアの世界選手権・国別対抗得点優勝を続けている(表彰はなかったものの、2016年の非オリンピック階級世界選手権を含む)。同年からワールドカップでも優勝を続けており、今月16~17日の同大会(千葉・成田)で6年連続の団体戦グランドスラムに挑む。

 各選手の成績は下記の通り。(写真提供=UWWオフィシャルカメラマン・保高幸子)

4試合圧勝で優勝の南條早映(至学館大)

国際大会初優勝の榎本美鈴(環太平洋大)

優勝は逃したがメダル確保の進藤芽伊(日体大)

団体表彰を受ける西口茂樹・強化本部長


女子

 【53kg級】奥野春菜(至学館大)   優勝=15選手出場
決 勝 ○[フォール、1:11=2-0]Gehlot, Pooja(インド)

(以下、前日に実施)
準決勝 ○[4-0]Nandintsetseg, Anudari(モンゴル)
2回戦 ○[フォール、5:34=3-0]Taylor, Felicity Kay(米国)
1回戦 ○[Tフォール、4:08=10-0]Pichkovskaya, Katerina(ベラルーシ)

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 【57kg級】南條早映(至学館大)   優勝=12選手出場
決 勝 ○[Tフォール、1:51=10-0]Akobiyan, Alina(ウクライナ)

(以下、前日に実施)
準決勝 ○[Tフォール、4:00=14-4]Taylor, Hannah Fay(カナダ)
2回戦 ○[フォール、3:27=15-4]Boldsaikhan, Khonogorzul(モンゴル)
1回戦 ○[フォール、2:10=8-2]Satylgan, Altynay(カザフスタン)

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 【62kg級】稲垣柚香(愛知・至学館高)   優勝=16選手出場
決 勝 ○[3-0]Miracle, Kayla-Colleen(米国)

(以下、前日に実施)
準決勝 ○[Tフォール、4:43=13-2]Ringaci, Irina(モルドバ)
2回戦 ○[4-3]Ivanova, Veronika (ベラルーシ)
1回戦 ○[2-0]Campagna, Aurora(イタリア)

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 【65kg級】榎本美鈴(環太平洋大)   優勝=12選手出場
決 勝 ○[Tフォール、4:48=11-0]Ulziisaikhan, Purevsuren(モンゴル)

(以下、前日に実施)
準決勝 ○[4-0]Incze, Kriszta Tunde(ルーマニア)
2回戦 ○[7-0]Nelson, Maya(米国)
1回戦 ○[6-4]Koliadenko, Irina(ウクライナ)

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 【72kg級】進藤芽伊(日体大)   3位=12選手出場
3決戦 ○[9-3]Anghel, Alexandra NicoletaL(ルーマニア)   

(以下、前日に実施)
準決勝 ●[2-5]Wang, Xiaoqian(中国)
2回戦 ○[3-2]Alpyeva, Anastasia(ウクライナ)
1回戦  BYE

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 《国別対抗得点》

[1]日本 230点、[2]中国 105点、[3]ウクライナ 103点、[4]ロシア 87点、[5]米国 80点、[6]モンゴル 71点、[7]カザフスタン 68点、[8]カナダ 65点







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