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2019.12.26

【2019年全日本選手権・特集】健闘選手の声(女子)

(2019年12月19~22日、駒沢体育館/取材=布施鋼治、松本一葉、岡田静穂、松澤勇人)


(撮影=矢吹建夫)

 ■女子50kg級・登坂絵莉(東新住建=準決勝で須﨑優衣に敗れた直後)「終わったな、という感じです。もう一回挑戦できるチャンスが来るとは思っていなかったので、またこうやってこの場に立てて、すごく幸せだなと思います。6月の時点では、勝ちたいという気持ちがあっても、正直勝てるとは思っていなかったので、半年でここまでしっかり戻して、久しぶりにリオ・オリンピックの時の気持ちに戻ってやれました。これがいっぱいいっぱいだったな、と思います。目標に向かって頑張れる時間の幸せをこの3カ月で感じていたので、気持ちの切り替え自体はそんなに難しくなかったです。

 自力でのオリンピックがなくなった時は、出た人に勝ってほしいって本当に思ったし、実際その時になると『ライバルに負けてほしい』と思うのかな、と思っていたんですけど、そういう気持ちもなくて、純粋に応援してました」

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 ■女子50kg級・登坂絵莉(東新住建=3位決定戦で勝ったあと)「優勝を目指していたので(3位決定戦には)出たくない気持ちもあったんですけど、権利があるなら出ないといけないなと思いました。結果を出して応援してくれた方に返すことはできなかったですが、最後に応援する人たちに自分が頑張る姿を見せられたらいいな、と思っていました。リオ以降は、たくさんの人の支えなしでは、ここまで来られなかったというのが素直な気持ち。本当に感謝しています。

 昨日までと違って、久し振りにすごくレスリングが楽しいなと感じる時間でした。自分の一番得意な技で勝負したいと思ったし、そういうのが出し切れた試合だったかなと思います。やっている時は、言い方は悪いかもしれないですけど、ライバルを憎いと思ったこともありました。振り返ってみると、その選手たちのおかげでいろんな経験ができ、すごく成長させてもらえたと思うので、これからオリンピックに向かう人たちを素直に応援したい思います」


 ■50kg級・入江ゆき(自衛隊=須﨑優衣に1点差で惜敗)「悔しいです。(1点差で)何でもいいから、自分から点を取りに行こうと思いました。点をやらずに、自分で取りにいくことだけを考えていました。(世界選手権のあとは)レスリングが好きだという気持ちでやってきました。(ここまで支えてくれたのは?)地元です。これからのことは、まだ何も考えていません。」


 ■女子50lg級・伊藤海(京都・網野高=準決勝で須﨑優衣に、3位決定戦で登坂絵莉に敗れる)「自分の思うようなレスリングができなかった。結果的には負けてしまいましたが、2試合(準々決勝、3位決定戦)とも点を取ることができ、これからの自信になりました。(須﨑選手は)オリンピックに出るんだっていう強い思いあった。勝ちたかったんですけど、まだまだだなって感じました。守れば守るほど入られてしまって、相手の技にも反応できませんでした。これで終わらず、シニアでも活躍できるように頑張ります」


(撮影=保高幸子)

 ■女子53kg級・入江ななみ(福井県スポーツ協会=決勝で宿敵・奥野春菜に惜敗)「(自分にとって)オリンピックの予選が終わって、プレッシャーもなかった。今まで勝ちにこだわってきたけど、今回は自分がやってきたことをやろうとだけ思って闘い、手応えはありました。負けたのは悔しいです。次は勝ちます。リードしてる時は何も考えてなくて、最後まで逃げには入らなかったです。自分がやってきたことを出そうと思い過ぎて、そこに集中しすぎて周りが見られていなかったのが今回の改善すべき点だと思います。4年後に向けては、一つずつやっていきたいと思います」


 ■女子59㎏級・稲垣柚香(愛知・至学館高=決勝で先輩の屶網さらに黒星、2連覇ならず)「(涙を流しながら)もっと強くなります」


 ■女子65kg級・今井海優(自衛隊=決勝で昨年優勝の類家直美に2―7で敗北)「悔しいです。相手との力の差を感じたことは、特になかったです。(トーナメント全体を振り返って)これまでやってきたことが、ちょっとずつ、とりあえずは出せていっているので、これからも継続してやっていきたいです」


(撮影=矢吹建夫)

 ■女子68kg級・土性沙羅(東新住建=準決勝で森川美和に黒星。オリンピック代表はプレーオフに持ち越し)「悔しいです、言葉に表せないです。世界選手権が終わってから、なかなか自分のレスリングができなかった。タックルも、頭では分かっているんですけど、体が動いてくれなくて。この大会でもそういうところが出ちゃいました。

 タックルは、練習では入れるんですけど、試合では決まらなくて、何でだろうって思います。自分のレスリングができないのが続いています。(それを乗り越えるには?)気持ちを切り替えてやります。もっともっと追い込んだ練習をしていきます」


(撮影=矢吹建夫)

 ■女子68kg級・鏡優翔(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高=初戦で土性沙羅に惜敗)「途中までは自分のいい動きができていて、負けている時も焦らず、自分が東京オリンピックに行くんだ、という強い思いで臨みました。最後は自分が止まってしまったのがいけなかった。もっと取りに行く気持ちで攻めればよかったです。簡単に勝てる相手じゃないと思っていたので、負けないように自分では練習してきたつもりでしたが、それを上回る東京オリンピックへの執念に負けてしまいました。

 今後の階級はこれから考えます。非オリンピック階級の世界選手権でも、次のパリ・オリンピックに向けてでも、自分が1位をキープできる選手になれるように頑張りたいです。ここまでオリンピックに向けてやってきたことは絶対に無駄ではなかった。悔しい思いをした分、次につなげられるんじゃないかなって思っています」







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