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2019年世界選手権代表/男子グレコローマン60kg級・文田健一郎(ミキハウス)

男子グレコローマン60kg級・文田健一郎(ふみた・けんいちろう)

《JWFデータベース》 《UWWデータベース》 《国際大会成績》

【生年月日(年齢)・出身地】1995年12月18日(23歳)、山梨県

【出身クラブ・出身校】山梨・韮崎工高~日体大卒

【所属】ミキハウス

【身長】167cm

【成績】父・敏郎さんは日体大レスリング部OBで、1982年の全日本選手権・男子グレコローマン2位などの成績。小学生の頃は遊びの延長の感覚でレスリングをやっており、実績は特になし。中学へ進んでから本格的に取り組み、2010年に46kg級で全国中学生選手権優勝、アジア・カデット選手権2位など国際舞台で通じる力を発揮。

 父が監督を務める山梨・韮崎工高へ進み、フリースタイルでも2013年インターハイ60kg級優勝など実績を残すが、グレコローマンに力を入れ、2011~13年に全国高校生グレコローマン選手権と国体の両大会で3連覇を果たした(50・55・60kg級)。2013年には全日本選手権に出場し、男子グレコローマン55kg級で3位入賞。

34年ぶりに日本男子の世界チャンピオンが誕生!=2017年世界選手権

 日体大へ進んでグレコローマンに専念。2015年の全日本学生選手権と国体の59kg級を制覇。リオデジャネイロ・オリンピックには間に合わなかったが、2016年に全日本選抜選手権、国体、全日本選手権を制覇。全日本選手権ではオリンピック銀メダリストを破る価値ある優勝。

 2017年にアジア選手権で優勝し、全日本選抜選手権でも勝って世界選手権の代表権を獲得。世界選手権では5試合を勝ち抜いて初出場初優勝を遂げた。日本選手の世界選手権優勝は1983年の江藤正基(グレコローマン57kg級)以来、34年ぶりの快挙だった。

 2018年は世界選手権の出場を逃したが、同年の全日本選手権と2019年全日本選抜選手権に勝って2年ぶりの世界選手権出場を決めた。

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