日本レスリング協会公式サイト
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2020.01.24

スウェーデン遠征の中高生女子チームが帰国

カデット・チーム

 「クリッパン女子国際大会」(スウェーデン)に出場し、同所での合宿練習に参加していた中高生の選抜チームが1月23日、成田空港に帰国した。カデットは8階級で優勝し、シニア・ジュニアでは5階級を制する好成績だった。

 吉村祥子監督(エステティックTBC)は「ローマの大会(世界レスリング連盟のランキング大会)と重なっていて、大会も合宿もどんな感じになるのか不安もありましたが、強豪選手がけっこう出ていました。オリンピックで金メダルを取れる選手はいなくとも、メダル争いに食い込めそうな選手もいて、その中で試合と練習ができたことは価値ある遠征でした」と総括。

 合宿は9ヶ国から、シニア、カデットとも約60選手が参加。カデットの選手の一部はシニアの練習に参加させ、ポイントを取るシーンもあったという。「選手たちも、これから世界の舞台で勝っていくには何をやらなければならないかをしっかり感じ取ってくれた」と振り返った。

 ただ、日本はレスリングを始める年齢が早いので勝てている面があることは十分に承知している。「ジュニアまでは勝てても、それをU23、シニア、オリンピックとつなげていくことに、これまで以上に真剣に取り組まなければならないと思います」と、手綱を締めることを忘れなかった。

 現役時代のライバル(世界V4のグドルン・ホイエ=ノルウェー)との再会を果たした坂本涼子コーチ(兵庫・芦屋学園中高監督)は「シニアに出場したジュニア選手の活躍がすばらしかった。若い選手が着々と育っていることを感じました」と言う。

シニア・ジュニア・チーム

 特に、55kg級で櫻井つぐみ(高知・高知南高)がオリンピック4度連続出場を目指すソフィア・マットソン(スウェーデン)と2度闘い、2度とも勝ったことを賞賛。「2試合目は、マットソンの気合もすごかったですよ。でも、櫻井選手の組み手とタックルがさえて、さらにすばらしい内容での勝利でした」と褒めたたえた。

 カデットの選手は、自らの試合が終わったあとはシニアの選手の試合をしっかり見て、「勉強になり、さらに頑張ろうという気持ちを強くしたと思います」と話し、2つの世代での遠征のメリットを感じたようだ。

 「日本選手は技も心もすばらしいことが分かりました。それぞれの所属で、しっかり鍛えられているんだなあ、と感激しました」と言う一方、吉村監督と同じく、シニアに近づくにつれて外国との差が埋まっていくので、「油断してはダメですね」とつけ加えた。


 ■シニア76kg級優勝・鏡優翔主将(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高)「今年最初の試合であり、高校生として最後の試合。優勝できてよかったと思います。チーム全員、力を合わせて闘うことができたと思い、キャプテンとして最低限度のことはできたかな、と思います。

 (米国選手との2試合=同じ選手=のみが判定勝ち)力が強くて前に出てくる選手でしたが、冷静に判断して闘うことができました。接戦であっても、競り勝つことができてよかったです。全体として、課題は見つかりましたが、今出せる実力は出し切ったと思います。(76kg級としての再スタートとなり)パワーをしっかりつけ、クイーンズカップで勝ち、世界ジュニア選手権出場のキップを取って、明治杯(全日本選抜選手権)で勝つことが当面の目標です」

 ■カデット61kg級優勝・尾﨑野乃香主将(同=全試合10-0の勝利で3連覇)「目標が達成できてよかったです。自分がやろうとしたことができ、よかったです。(3連覇だが)カデット世代でのことですから…。ジュニアになっても勝ち続けられるように頑張りたいと思います。まず日本で着実に勝って、それで外国へ行けるようにしたい。

 遠征中はみんなが仲良く行動し、生活し、いいムードで練習できました。いい遠征だったと思います」







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