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2020.07.02

【記録】鹿児島商工(鹿児島)が最多の10人、予選導入後は霞ヶ浦(茨城)が男子最多の5人…オリンピック代表・出身高校

1978年にインターハイ団体優勝を遂げた鹿児島商工高。後列左端が土方政和・現日本協会常務理事、前列右から2人目が栄和人・現至学館大監督=日本レスリング協会80年史より

 日本のオリンピック代表選手を出身高校別に分けてみると、最多は鹿児島・鹿児島商工(現樟南)で「10人」(のべ11人)。幻となったが1980年モスクワ大会に朝倉利夫と野口次男が代表になったあと、1996年アトランタ・2000年シドニー両大会出場の和田貴広まで、6大会連続で続いた。

 大半が予選制導入前の選手だが、世界選手権優勝選手が2人いるなど(朝倉利夫、江藤正基)、各選手の国際舞台での実績を見てみると、予選があっても突破したであろう選手がほとんどだ。

 2位は、現在は部どころか学校そのものが存在しない北海道・増毛で「8人」(のべ9人)。北海道といえば、金メダリスト3人を輩出した「旭川」というイメージが強いが、1956年メルボルン大会で金メダルを取った池田三男を筆頭に増毛の方が上回っている。2011年3月に閉校となった。

 3位が秋田・秋田商で、1972年ミュンヘン大会の柳田英明、石田和春に始まり、1996年アトランタ・2000年シドニー両大会出場の片山貴光まで、8大会連続で「7人」(のべ12人)が代表になった。

 女子では、愛知・中京女大附~至学館の「5人」(のべ8人)が最多。全員が予選が導入されている制度下での代表だ。

 1992年バルセロナ大会で予選が導入されて以来、男子で最多の代表を輩出しているのが、高校レスリング界に不滅の金字塔を打ち立てた茨城・霞ヶ浦で、「5人」の代表の全員が予選を通過、または出場枠を獲得してきた選手を破ってのオリンピック出場だ。学校対抗戦という独特の雰囲気の中で数多くの試合をこなし、勝ち抜いた経験との関連は?

 オリンピック代表輩出の上位校は下記の通り。


オリンピック代表選手・出身高校ランキング

※太字は金メダル獲得選手。同選手数の場合は、のべ数で順位づけ

No. 高   校 選手数(のべ人数) 代  表  選  手
1 鹿児島・鹿児島商工
(現樟南)
10人(11人) 野口次男、朝倉利夫、江藤正基、上村政和、栄和人、中留俊司、
福辺雅彦、安達巧、西見健吉、和田貴広(2)
2 北海道・増毛 8人(9人) 池田三男、桂本和夫、浅井正(2)、佐藤多美治、石黒馨、
武田幸彦、北村光治、田代俊郎
3 秋田・秋田商 7人(12人) 柳田英明、石田和春、茂木優、宮原章、太田章(4)、佐藤満(2)、
片山貴光(2)
4 徳島・穴吹 7人(10人) 藤田徳明、桜間幸次(2)、藤本英男(2)、高西一宏(2)、
藤田芳弘、南敏文、豊田雅俊
5 茨城・土浦日大 6人(10人) 入江隆(2)、富山英明(2)、根本誠次、小林孝至、本田多聞(3)、
宮田和幸
6 愛知・至学館
(前中京女大附)
5人(8人) 伊調馨(4)、川井梨紗子、渡利璃穏、登坂絵莉、土性沙羅
7 茨城・霞ヶ浦 5人(5人) 奥山恵二、花原大介、小幡邦彦、太田拓弥、樋口黎






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