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2020.07.13

【記録】日本の金メダル数は2位(中国)のトリプル・スコア…世界選手権・国別メダル獲得数(女子)

※7月13日掲載の記事でメダル数の一部に誤りがありました。下記が正しい数字です。

2位以下に大きく差をつけている日本女子=写真は2018年世界選手権

 世界選手権・女子のメダルの通算獲得数は、日本が「金87・銀38・銅36」をマーク。金メダルの数では、2位・中国の「26」の3倍以上を手にしており、断トツのトップ。1987年の第1回大会(ノルウェー)のみ優勝選手がいなかったが、1989年の第2回大会(スイス)から、すべての大会で金メダルを取り続けている。

 途中、途切れそうになったのは、1992年(フランス)と1997年(フランス)の2大会。1992年大会は7選手が決勝に進みながら、最初の5人が敗れて銀メダル。6番目に登場した57kg級・坂本涼子が初優勝し、最終的に唯一の金メダルへ。

 1997年大会は2選手が決勝へ。最初の選手は負けてしまったが、75kg級に出場した19歳の浜口京子が勝ち、初の世界一に輝くとともに金メダルの伝統を守った。

 他に、2012年と昨年も優勝1選手だった。2012年はオリンピックの後ということで若手主体のメンバー構成だった中で、世界の連覇記録がかかっていた吉田沙保里が出場。昨年も金メダルの数こそ1個だったが、エース川井梨紗子の強さは盤石で、ともに金メダル「0」の不安は少ない大会だった。

 3位のフランスは、最近の選手・関係者は意外に思うかもしれない。女子レスリング発祥の地はフランスで、1987年の第1回大会は5階級、1989年の第2大会も4階級を制し、黎明期の中心国だった。56kg級などで5回優勝のアンナ・ゴミスという強豪も輩出したが、21世紀に入ってからは2007年大会(アゼルバイジャン)59kg級で1選手が優勝したのみ。古豪復活が待たれる。

 昨年は米国が3階級、ロシアが2階級で優勝。男子フリースタイルの強国が、女子でも台頭してくるか。

 各国のメダル獲得数は下記の通り。


世界選手権・女子/国別メダル獲得数

No. 国   名
1 日  本 87 38 36 161
2 中  国 26 18 29 73
3 フランス 22 16 15 53
4 米  国 19 32 26 77
5 カナダ 12 13 23 48
6 ノルウェー 11 12 20 43
7 ウクライナ 10 7 18 35
8 ロシア 7 27 35 69
9 ブルガリア 6 5 6 17
10 スウェーデン 5 10 16 31
11 オーストリア 5 1 1 7
12 モンゴル 4 7 15 26
13 アゼルバイジャン 3 6 8 17
14 ベネズエラ 3 4 5 12
15 ドイツ 2 5 13 20
16 ベラルーシ 2 5 8 15
17 ポーランド 2 4 8 14
18 台  湾 1 5 6 12
19 トルコ 1 2 4 7
ハンガリー 1 2 4 7
21 北朝鮮 1 1 7 9
22 フィンランド 1 1   2
23 ギリシャ 1   3 4
24 キルギス 1   1 2
25 ベルギー 1     1
26 カザフスタン   4 7 11
27 ルーマニア   2   2
28 ナイジェリア   1 4 5
29 デンマーク   1 1 2
イタリア   1 1 2
オランダ   1 1 2
32 ブラジル   1   1
韓  国   1   1
チュニジア   1   1
35 インド     5 5
36 ラトビア     3 3
37 スペイン     2 2
エストニア     2 2
39 アルゼンチン     1 1
コロンビア     1 1
キューバ     1 1
チェコ     1 1
英  国     1 1
プエルトリコ     1 1
スイス     1 1
ソ  連     1 1
合   計 234 234 341 809






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