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2020.10.20

アブデュラシド・サデュラエフが新型コロナを乗り越え優勝、2人の世界王者が敗れる…男子フリースタイル・ロシア選手権

新型コロナウィルス感染を乗り越えてロシア王者に輝いたアブデュラシド・サデュラエフ=写真は2019年世界選手権

 10月16~18日にナロフォミンスクで行われた男子フリースタイルのロシア選手権97kg級で、同級の世界王者アブデュラシド・サデュラエフが優勝。2016年リオデジャネイロ・オリンピック86kg級に続くオリンピック連覇に向けて再出発した。

 同選手は昨年の世界選手権(カザフスタン)で、97kg級で2度目、86kg級と合わせて4度目の優勝を達成しながら、宗教指導者を描いた衣服でインタビュースペースに現れたことが規定に違反し、4ヶ月間の出場停止処分を受けた。

 処分が解除されて今年2月の欧州選手権で優勝したものの、5月には新型コロナウィルスの感染が判明。大事には至らずに済んだが、踏んだり蹴ったりの1年間を送った。

 今回の大会は再起戦。決勝は昨年の欧州ジュニア選手権92kg級優勝のアスランベク・ソティエフを8-2で下した。5度目のロシア選手権優勝で、ロシア協会のホームページに「ロシア選手権は、世界選手権や欧州選手権で勝つことより難しい。12月に世界選手権が開催されることを願っています。(オリンピックを含めて)6度目の優勝を目指します」とコメントした。

 なお、74kg級は世界王者のザウルベク・シダコフが3回戦で世界軍隊選手権優勝のケティク・チャボロフに黒星。チャボロフは決勝でU23欧州&世界チャンピオンのラザムベク・ジャマロフに1-4で敗れる波乱があった。シダコフは敗者復活戦を勝ち上がって3位。

 70kg級も世界王者のダビッド・バエフが決勝でU23世界選手権2位のチェルマン・バリエフに敗れ、世界王者が国内の大会で優勝できない層の厚さが示された。

 ロシア協会のミハイル・マミアシビリ会長は「ジャマロフは、アダム・サイキエフ(1993年に15歳で世界カデット選手権に優勝し天才レスラーと言われた)のようなレスラーだ」とその才能をたたえ、アルセン・ファザエフ副会長は「74kg級(の東京オリンピック代表)はシダコフとジャマロフの争いになるでしょう。ロシアで最も過酷な階級になります」と話した。







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