アルメンタイ（山梨学院大）が4連覇、日体大が2年ぶり21度目の団体優勝…2020年全日本大学選手権・最終日
3階級を制し、2年ぶりに団体優勝を遂げた日体大
2020年全日本大学選手権最終日は11月8日、大阪・東和薬品RACTABドームで3階級が行われ、125kg級のバグダウレット・アルメンタイ（山梨学院大）が4試合中３試合をテクニカルフォールで勝ち、失点0で優勝。2017・18年の97kg級を含めて大会史上9人目の4年連続優勝を達成した。
アルメンタイは10月の全日本大学グレコローマン選手権とともに3年連続で大学二冠王に輝いた。97kg級は全日本選手権92kg級王者の大津拓馬（山梨学院大）が勝ち、同じく学生二冠王者へ。86kg級は昨年優勝の石黒隼士（日大）が勝ち、2年連続優勝を達成した。
前日、大学対抗得点でトップを走っていた日体大は、優勝こそなかったものの、86kg級の白井達也と125kg級のアビッド・ハルーンが2位、97kg級の伊藤飛未来が3位に入賞。得点を「71点」とし、46点の拓大に25点の大差をつけ、2年ぶり21度目の優勝を成し遂げた。
最優秀選手賞は65kg級優勝の山口海輝（日体大）が受賞。各階級の成績は下記の通り。（撮影＝矢吹建夫）
昨年に続く優勝で、日大から唯一の優勝を勝ち取った86kg級の石黒隼士
4試合を圧勝し、4年連続優勝、3年連続大学二冠王に輝いたバグダウレット・アルメンタイ（山梨学院大）
《一覧表・トーナメント表》
| 1～3位一覧表 | 57kg | 61kg | 65kg | 70kg |
| 大学対抗得点 | 74kg | 86kg | 97kg | 125kg |
【最優秀選手】山口海輝（日体大）
【大学対抗得点】
［1］日体大 71点、［2］拓大 46点、［3］山梨学院大 39.5点、［4］早大 36点、［5］専大 34点、［6］日大 30.5点、［7］国士舘大 14.5点、［8］明大 10点
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
【86kg級】＝27選手出場
▼決勝
石黒隼士（日大）○［4-1］●白井達也（日体大）
▼3位決定戦
内田貴斗（専大）○［Ｔフォール、0:33=10-0］●小尾優弥（九州共立大）
山倉孝介（早大）○［3-2］●山田修太郎（山梨学院大）
▼準決勝
石黒隼士（日大）○［フォール、1:44=6-0］●内田貴斗（専大）
白井達也（日体大）○［8-0］●山倉孝介（早大）
《7･8位順位》［7］武本翼（徳山大）、［8］奥井真吉（国士舘大）
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
【97kg級】＝23選手出場
▼決勝
大津拓馬（山梨学院大）○［8-6］●吉田ケイワン（日大）
▼3位決定戦
梅林太朗（早大）○［Ｔフォール、2:46=10-0］●外山宏太（東洋大）
伊藤飛未来（日体大）○［3-2］●山本壮汰（拓大）
▼準決勝
大津拓馬（山梨学院大）○［Ｔフォール、1:19=10-0］●外山宏太（東洋大）
吉田ケイワン（日大）○［フォール、1:44=6-0］●伊藤飛未来（日体大）
《7･8位順位》［7］村田優（中京学院大）、［8］大原和也（育英大）
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
【125kg級】＝21選手出場
▼決勝
バグダウレット・アルメンタイ（山梨学院大）○［Ｔフォール、4:19=10-0］●アビッド・ハルーン（日体大）
▼3位決定戦
山崎祥平（早大）○［フォール、0:31=8-0］●髙橋三十郎（九州共立大）
庄司樹（専大）○［Ｔフォール、2:16=10-0］●鈴木翔真（拓大）
▼準決勝
バグダウレット・アルメンタイ（山梨学院大）○［8-0］●山崎祥平（早大）
アビッド・ハルーン（日体大）○［7-3］●鈴木翔真（拓大）
《7･8位順位》［7］森右秀（中京学院大）、［8］中塚健太（日本文理大）
