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2020.12.22

【記録】高谷惣亮(ALSOK)が男女通算5人目の10連覇達成

快挙達成の高谷惣亮(ALSOK)はマット上で恒例のパフォーマンス=撮影・矢吹建夫

 2020年天皇杯全日本選手権の男子フリースタイル92kg級で高谷惣亮(ALSOK)が優勝。2011~16年の74kg級、2017年の79kg級、2018・19年の86kg級に続き、10年連続優勝を達成した。

 10連覇は、14連覇の森山泰年(1982~95年)、12連覇の浜口京子(1996~2007年)を含め、松本慎吾(1999~2008年)、吉田沙保里(2002~11年)に続く5人目の記録。男子では3人目となる。10度優勝は男女を通じて5位タイ、8人目の記録となり、男子では6人目。

 4階級制覇の価値は、解釈が分かれるところ。「4階級で優勝した」という事実なら、これまで井上智裕と伊調馨が達成している。

 ■井上智裕=74kg級(2012年)・71kg級(2014年)・66kg級(2015年)・72kg級(2017・18年)
 ■伊調馨=63kg級(2002~07・09~11年)・59kg級(2013年)・58kg級(2014・15年)・57kg級(2018年)

 両選手とも、階級区分の変更による階級変更の要素が強く、「4階級制覇」と言えるものかどうか。また、1スタイル7階級の時代に4階級を制するのは至難の業であり、10階級の時代と比べられまい。

 上と下の体重差は、井上が8kg、伊調が6kgであるのに対し、高谷が18kg。その点で考えると、“史上初の快挙”と言ってもいいのではないか。参考までに、男子で1969~96年の10階級の時代に3階級制覇を達成した選手には、赤石光生(現日本協会・強化副本部長=62・68・74kg級)と谷津嘉章(90・100・+100kg級)の2人がいる。

 10連覇以上の選手、および優勝回数の上位選手は下記の通り。


《全日本選手権・連続優勝記録=男女》

No. 回数 選 手 階  級
1 14 森山泰年 1982~95年 男子グレコローマン82kg級・90kg級
2 12 浜口京子 1996~2007年 女子75kg級・72kg級
3 10 松本慎吾 1999~2008年 男子グレコローマン84kg級・男子フリースタイル96kg級
吉田沙保里 2002~11年 女子55kg級
高谷惣亮 2011~20年 男子フリースタイル74kg級・79kg級・86kg級・92kg級

《全日本選手権・優勝回数記録=男女》

No. 回数 選 手 階  級
1 16 浜口京子 1996~2007・09~11・13年 女子70kg級・75kg級・72kg級
2 14 森山泰年 1982~95年 男子グレコローマン82kg級・90kg級
3 13 吉田沙保里 2002~11・13~15年 女子55kg級・53kg級
伊調 馨 2002~07・09~11・13~15・18年 女子63kg級・59kg級・58kg級・57kg級
5 10 風間栄一 1934~38、46~50年 男子フリースタイル・66kg級・72kg級
高田裕司 1973~80、84、90年 男子フリースタイル52kg級
小幡弘之 1988・89・91・93~99年 男子フリースタイル130kg級
松本慎吾 1999~2008年 男子グレコローマン84kg級・男子フリースタイル96kg級
高谷惣亮 2011~20年 男子フリースタイル74kg級・79kg級・86kg級・92kg級
10 9 宮原厚次 1979・81~88年 男子グレコローマン48kg級・52kg級
赤石光生 1984・86~93年 男子フリースタイル62kg級・68kg級・74kg級






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