ロシアのタス通信ほかが報じたところによると、2016年リオデジャネイロ・オリンピックの男子フリースタイル65kg級優勝で、オリンピック連覇を目指していたソスラン・ラモノフ(ロシア)が、ひざの手術を受けたため来月11~14日にウランウデで行われるロシア選手権を欠場することを明らかにした。
ロシア選手権は東京オリンピックの代表選考を兼ねており、オリンピック出場を目指す選手は基本的に出場を義務づけられている。
ソ連時代、そして以前のロシアなら過去の実績による選抜もありえたが、現在は97kg級でオリンピック2階級制覇を目指すアブデュラシド・サデュラエフ級の実績でないと例外はなくなっており、ラモノフのオリンピック連覇は消滅が確実となった。
同級の2019年世界チャンピオンのガジムラド・ラシドフは昨年12月の個人戦ワールドカップ(セルビア)でひざを負傷。重傷が伝えられており、同級のロシア代表がだれになるか、混とんとしてきた。
なお、ラモノフ以外の2016年リオデジャネイロ大会の男子フリースタイルの優勝選手は、いずれも連覇の可能性を持ちつつ活動している。