高橋昭五は準決勝で無念の黒星、出場枠獲得ならず…東京オリンピック世界最終予選・第3日（男子グレコローマン）

オリンピック出場枠を目指して奮戦した高橋昭五（神明精肉店）だが…＝チーム提供

　東京オリンピックの世界最終予選は5月8日、ブルガリア・ソフィアで男子グレコローマンがスタート。67kg級の高橋昭五（神明精肉店）が3試合を勝ち抜いて準決勝へ進出したものの、敗れて出場枠を手にできなかった。87kg級の角雅人（自衛隊）、97kg級の奈良勇太（警視庁）、130kg級の園田新（ALSOK）は、いずれも初戦を勝ったものの、続く試合で黒星を喫した。

　高橋は1回戦でスペイン選手を破ったあと、2回戦で2020年パンアメリカン選手権2位のメキシコ選手を撃破。準々決勝で2019年U23世界選手権2位のアリクサンドル・リアボンチク（ベラルーシ）を2－1で破った。準決勝は2017年に欧州ジュニア選手権優勝・2018年世界ジュニア選手権3位のパルビス・ナシボフ（ウクライナ）と対戦。序盤に3－1とリードしたものの、そのあと大技を2度受け3－10へ。そのままのスコアで試合終了となった。
　

無念の黒星。あと1勝が足りなかった…

　87kg級の角は1回戦でパナマ選手にテクニカルフォール勝ちしたものの、２回戦で4月のアジア選手権優勝のナセル・ガセム・アリザデフ（イラン）に1－1のラストポイントによって惜敗。97kg級の奈良は1回戦でカザフスタン選手を破ったが、2回戦で世界軍隊選手権2位の実績を持つリトアニア選手に敗れた。

　130kg級の園田は初戦の2回戦で2020年パンアメリカン選手権3位のベネズエラ選手を破ったものの、準々決勝で2020年欧州選手権優勝のアリン・アレシュク・シウラリウ（ルーマニア）に敗れた。

　この結果、男子グレコローマンは60kg級の文田健一郎（ミキハウス）と77kg級の屋比久翔平（ALSOK）の2階級で東京オリンピックへ臨むことになった。男子フリースタイルは4階級、女子は全6階級で出場を決めており、男女合わせて12階級が出場する。

　各選手の成績は下記の通り。

男子グレコローマン

　【67㎏級】高橋昭五（神明精肉店）　　　26選手出場
準決勝　　●［3-10］Nasibov, Parviz（ウクライナ）
準々決勝　○［2-1］Liavonchik, Aliksandr（ベラルーシ）
２回戦　　○［5-0］Martinez De Leija, Diego Alberto（メキシコ）
１回戦　　○［5-1］Sanchez Silva Mejias, Marcos（スペイン）

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　【87㎏級】角雅人（自衛隊）　　　27選手出場
２回戦　●［1-1］Alizadeh, Naser Ghasem（イラン）
１回戦　○［Ｔフォール、2:00=8-0］Almendra Jimenez, Alvis Albino（パナマ）

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　【97㎏級】奈良勇太（警視庁）　　　21選手出場
２回戦　●［Ｔフォール、2:10=0-9］Laurinaitis, Villius（リトアニア）
１回戦　○［2-1］Syrlybay, Aman（カザフスタン）

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　【130㎏級】園田新（ALSOK）　　　19選手出場
準々決勝　●［Ｔフォール、4:31=1-10］Alexuc-Ciurariu, Alin（ルーマニア）
２回戦　　○［5-2］Perez Hellburg, Moises Salvador（ベネズエラ）
１回戦　　　ＢＹＥ