日本レスリング協会公式サイト
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2021.05.30

【2021年明治杯全日本選抜選手権/第3日・特集】健闘選手の声

 

(2021年5月29日、東京・駒沢体育館)


 ■女子68㎏級・松雪成葉(至学館大=決勝とプレーオフで宮道りんに連敗)「宮道選手とは過去にも対戦したことがあります。私は左利きで、片足タックルを中心にポイントを取っていくタイプ。そのタックルが今日は取れなかったことが敗因。自分のレスリングができなかった。

 相手は自分が嫌なことをたくさんしてきた。たぶん、研究してきたんだと思う。私は相手をそんなに研究する方ではないけど、タックルや構えを見直していきたい。自分の目標は2024年のパリ・オリンピックで優勝すること。それに向け、頑張っていきたい。来週から気持ちを切り換え、タックルの処理などを重点的に頑張っていきたい」


 ■女子68㎏級・源平彩南(アイシン=2018年世界選手権65kg級3位、2019年全日本選抜選手権以来、2年ぶりの復帰)「まだまだ。自分の理想としているレスリングとはほど遠い。これからもっと精度を上げて金メダルを取れるようにしたい。パリ・オリンピックに向け、どの階級にするか考え中。今回は68㎏級に挑戦しました。パワーはそんなに差はないと思った。重さもそんなに感じなかった。

 試合前は久しぶりに全日本(クラスの)大会に出ることを楽しみにしていた。(準決勝で後輩の松雪成葉に逆転負けを喫し)恥ずかしいというか、情けない。これからもっと練習して、次は優勝するようにしたい。けが(右ひざのじん帯3本断裂)を治すのに手術はせず、食事や体重移動によって回復させました。すごく時間はかかったけど、今はだいだい完全な状態です」


 ■男子フリースタイル57kg級・竹下雄登(日体大=アジア選手権3位の勢いを持ち込めず4位)「…、悔しい! 準決勝、自分のペースでやっていたけど、ポイントを取り切れず、アクティビティのポイントで勝とう、という考えが出てしまった。意志の弱さを突きつけられた大会でした。(国内では、負けた後に試合することはあまりないが)敗者復活戦の最初は頭が真っ白で、試合に取り組めなかった。セコンドの湯元先生に『自分一人のレスリングではない』と怒られ、気持ちを入れたけど、阿部選手との試合(準決勝)でけがしたひざが気になって動けなかった。3位決定戦でもテクニカル(フォール)されて、最悪の大会でした。

 (アジア選手権からの帰国後の2週間の隔離について)アジア選手権に出ることを決めたのは自分の意思。そこは絶対に言い訳にするつもりはない。絶対にこの大会で勝つつもりだった。やり直しです」


 ■男子フリースタイル65kg級・米澤圭(住友金属鉱山=2017年全日本選手権以来の決勝進出も逆転負け)「体力的に劣っていて、後半逆転されました。体力が追いつかない原因は分かっています。ひざが悪くて練習不足でした。ひざは慢性的によくなく、今年に入ってから悪化しました。実は、この大会で競技を引退します。20年間やってきた集大成を見せられればいいな、と思っていました。決勝は不甲斐ない試合でしたので、ちょっと悔しいですね。(昨年12月の全日本選手権が3位で、2大会連続で表彰台)社会人1年目は1回戦負けばかりだったので、ぎりぎり合格点だったかな、とは思います。

 (レスリング生活を振り返って)めちゃめちゃ弱かった自分がここまでくることができました。それ以上に、レスリングを通じ、人間として成長できたと思っています。レスリング以上に、そちらの方が大きい。20年間やってきて、本当によかったと思います。(今後は)早大コーチという立場がありますので、持っている技術を後輩に伝えたい」


 ■男子フリースタイル79㎏級・髙橋夢大(日体大=2年ぶりの優勝もプレーオフで敗れ、世界選手権出場は逃す)「プレーオフは、前半はいい感じに攻められましたが、途中から自分の攻めが途絶えてしまい、6分間自分の攻めが続けられませんでした。そこがプレーオフで負けた要因だと思います。(世界選手権への思いは)強かったです。高校生のときに経験して、世界選手権で勝たないとレスリングをやっている意味がないと思っていました。プレーオフで勝ち切れない自分はまだまだ弱いんだと実感しました。

 (次の目標は)学生の大会では、開催されるのであればインカレ(全日本学生選手権)でしっかり優勝したい。これから出る大会はすべて優勝しか目指していない。自分の体重が中途半端な位置ではあるので、東京オリンピックが終わって階級区分の変更があったら、自分に合った階級で出ようと考えています」


 ■男子フリースタイル79kg級・五十嵐文彌(埼玉・埼玉栄高=全国高校選抜大会2連覇を経ての出場、初戦は敗れたが3位入賞)「(敗者復活戦に回って社会人の2選手を破ったことについて)相手は自分より試合数が多かった。気持ちの面もあっただろうし、勝ったといっても、次にやったら勝てないくらいの試合でした。まだ実力はありません。初戦の髙橋(夢大)さんとの試合では、相手のプレッシャーが強くて、何もできなかった。組み手をしっかりやろうと思いました。続く試合で何とか修正できたことが、自分でもびっくりしました。

 (高校の大会もあるが)ダメ元で、失うものは何もない。少しでも経験を積もうと思いました。インターハイ予選は来月20日で、影響はない。来週は関東高校大会があります。疲れが取れるかという不安はありますが、この大会に出ることのプラスの方があると思いました。(銅メダルについて)実感ないです。いい色ではないです。もっと上を目指したい。大口をたたける力はありませんが、高校の大会では自分の力を出し切れば勝てると思うので、頑張っていきたい」







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