東京オリンピックの代表が唯一決まっていなかった男子フリースタイル57kg級の代表決定プレーオフは6月12日、東京・味の素トレーニングセンターで行われ、世界最終予選で出場枠を取った高橋侑希(山梨学院大職)が、2019年全日本選手権優勝の樋口黎(ミキハウス)を4-2で破り、代表権を獲得した。
高橋は、2度のアクティブタイム(30秒ルール)で、第2ピリオド中盤までに2点を先制。樋口のタックルで2-2となったが、樋口の再度のタックルを高橋がエビ固めで返し、4-2と再リードしてラスト1分3秒。このままのスコアで樋口の反撃を許さず、振り切った。
高橋の代表内定により、出場枠を取った全階級の代表が内定。男子は、3度目の出場となるフリースタイル86kg級の高谷惣亮(ALSOK)以外の5選手が初出場となる。(撮影=保高幸子)
▼東京オリンピック・男子フリースタイル57kg級/代表決定プレーオフ
高橋侑希(山梨学院大職)○[4-2]●樋口黎(ミキハウス)