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2021.08.04

屋比久翔平が銅メダル、土性沙羅はメダルを逃す…2021年東京オリンピック・第3日(2)

 

日本男子グレコローマン最重量のメダリストとなった屋比久翔平(ALSOK)

 2021年東京オリンピック第3日は8月3日、千葉・幕張メッセで男女3階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、男子グレコローマン77kg級の屋比久翔平(ALSOK)と女子68kg級の土性沙羅(東新住建)が3位決定戦に進み、屋比久が銅メダルを獲得した。土性は敗れて5位。

 屋比久は前日の2回戦で2019年世界王者のタマス・ロエリンツ(ハンガリー)に黒星。敗者復活戦に回ることになったが、対戦すべき相手は1回戦を不戦敗。闘うことなく3位決定戦に進み、2018年アジア大会優勝のモハマダリ・アブドルハミド・ゲラエイ(イラン)と対戦。先制されたものの、第2ピリオド、大技を連発し、終了間際に13-3でテクニカルフォール勝ちした。

 日本の男子グレコローマンでは、1968年メキシコ大会で70kg級の宗村宗二が優勝しているが、70kgを超えた階級でメダルを取った選手はおらず、日本最重量選手のメダリストとなった。

 土性は前日の初戦で2019年世界チャンピオンのタミラ・メンサストック(米国)に敗れたものの、敗者復活戦に回ることになり、この日、2018年アジア大会優勝・世界選手権3位のゾウ・フェン(周鳳=中国)を撃破。2018年世界選手権優勝のアラ・チェルカソワ(ウクライナ)と銅メダルをかけて闘ったが、フォール負けを喫し、メダルに手が届かなかった。

 各選手の成績は下記の通り。

3位決定戦、豪快なリフト技で試合のペースをつかむ

相手の捨て身の反撃を、逆にマットにたたきつけた

メダルを決め、全身で喜びを表した

思わぬ結果に、土性沙羅(東新住建)はぼう然


男子グレコローマン

 【77kg級】屋比久翔平(ALSOK)   3位=16選手出場
3決戦 ○[Tフォール、5:54=13-3]Geraei, Mohammadali Abdolhamid(イラン)
敗復戦 ○[不戦勝]Ait Ouagram, Zied(モロッコ)

(以下、前日実施)
2回戦 ●[1-3]Loerincz, Tamas(ハンガリー)
1回戦 ○[5-3]Zhadrayev, Demeu(カザフスタン)


女子

 【68kg級】土性沙羅(東新住建)   5位=16選手出場
3決戦 ●[フォール、2:33=0-2]Cherkasova, Alla(ウクライナ)
敗復戦 ○[7-2]Zhou, Feng(周鳳=中国)

(以下、前日実施)
1回戦 ●[Tフォール、2:07=0-10]Stock, Tamyra Mariama Mensah(米国)







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