2021年東京オリンピック最終日は8月7日、千葉・幕張メッセで男女3階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、男子フリースタイル97kg級決勝では2016年リオデジャネイロ・オリンピックの王者同士の対戦が実現。86kg級王者だったアブデュラシド・サデュラエフ(ROC=ロシア・オリンピック委員会)がこの階級で2連覇を目指すカイル・スナイダー(米国)を6-3で破り、2階級にわたって連覇を達成した。
両者は2017年と2018年の世界選手権決勝でも対戦。前者はスナイダーが勝ち、後者はサデュラエフの勝利。3度目の勝負はサデュラエフが勝った。
同選手は86kg級で2014・15年の世界選手権を制し、階級を上げて2018・19年にも優勝。2度のオリンピックを合わせて6度目の世界一となった。
男子フリースタイル65kg級と女子50kg級を含めた成績は下記の通り。
【65kg級】
▼決勝
乙黒拓斗(日本)○[5-4]●Aliev, Haji(アゼルバイジャン)
▼3位決定戦
Rashidov, Gadshimurad(ROC)○[5-0]●Muszukajev, Iszmail(ハンガリー)
Punia, Bajrang(インド)○[8-0]●Niyazbekov, Daulet(カザフスタン)
【97kg級】
▼決勝
Sadulaev, Abdulrashid(ROC)○[6-3]●Snyder, Kyle Frederick(米国)
▼3位決定戦
Salas Perez, Reineris(キューバ)○[3-3]●Sharifov, Sharif(アゼルバイジャン)
Conyedo Ruano, Abraham de Jesus(イタリア)○[6-2]●Karadeniz, Suleyman Mustafa(トルコ)
【50kg級】
▼決勝
須﨑優衣(日本)○[Tフォール、1:36=0-0]●Sun, Yanan(孫亜楠=中国)
▼3位決定戦
Stadnik, Mariya(アゼルバイジャン)○[Tフォール、1:47=10-0]●Tsogtochir, Namuuntsetseg(モンゴル)
Hildebrandt, Sarah Ann(米国)○[Tフォール、5:49=12-1]●Livach, Oksana(ウクライナ)