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2021.08.15

【記録】第1シード選手の優勝は5人(27.8%)…2021年東京オリンピック

 

4年連続世界一に加えて、第1シードで見事に優勝した川井梨紗子(サントリーグループ・ジャパンビバレッジ)=提供・UWW(撮影:Kadir Caliskan)

 東京オリンピックが終わり、各階級のシード選手の成績を調べてみると、第1シードで優勝した選手は「5人」。2016年リオデジャネイロ大会は、第1シードの優勝選手が「7人」、ランキング1位の優勝選手が「7人」だったので(注=同大会は、前年の世界選手権1,2位選手が第1,2シードで、それとは別にランキングが制定されていた)、本命の優勝確率は下がったことになる。

 1年の延期によって、ピークだった選手が力を落とすなど、日程変更が何らかの影響を及ぼしたことが予想されるが、勝負は過去の成績では決まらないということだろう。

 ちなみに、シード選手72人のうち、メダルを取った選手は半分に満たない「35人」。第1~4シードの4人がメダルを取ったのは男子グレコローマン97kg級の1階級のみ。ノーシードの選手が優勝したのは7階級あった。さすがに、シード選手が1人もメダルに手が届かない階級はなかった。

 世界レスリング連盟(UWW)のランキング・システムは、世界選手権、大陸選手権、指定した4大会の国際大会に対して、各順位にポイントが定められ、その合計によって決まる。今大会は、ランキングの順位でシードが決まった。

 国際大会は欧州の大会に偏っていたので、2024年パリ大会に向けては、欧州2大会、アジア1大会、パンアメリカン1大会で実施されることになっている。

 各階級のシード選手の成績は下記の通り。


女子

シード順 50kg級 53kg級 57kg級 62kg級 68kg級 76kg級
第1シード 3位 9位 優勝 2位 優勝 2位
第2シード 14位 優勝 13位 3位 2位 優勝
第3シード 5位 8位 2位 優勝 13位 5位
第4シード 11位 2位 10位 12位 9位 13位

男子フリースタイル

シード順 57kg級 65kg級 74kg級 86kg級 97kg級 125kg級
第1シード 14位 3位 5位 2位 優勝 2位
第2シード 優勝 3位 5位 5位 2位 12位
第3シード 11位 5位 優勝 3位 7位 3位
第4シード 2位 5位 15位 3位 9位 15位

男子グレコローマン

シード順 60kg級 67kg級 77kg級 87kg級 97kg級 130kg級
第1シード 2位 11位 優勝 2位 優勝 3位
第2シード 3位 3位 11位 優勝 2位 9位
第3シード 12位 5位 5位 8位 3位 7位
第4シード 10位 13位 5位 9位 3位 9位






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