イランのメディアは9月6日、男子フリースタイル86kg級で2017・19年の世界選手権を制したハッサン・ヤズダニチャラティが10月2日からノルウェー・オスロで行われる世界選手権に出場することを報じた。
同選手権には、東京オリンピックの決勝で終了間際に劇的な逆転勝利をおさめたデービッド・テーラー(米国)も参加予定。幕張メッセで激闘を展開した両者が、約2ヶ月の時をおいて再度激突する可能性が出てきた。
ヤズダニチャラティは、2016年リオデジャネイロ・オリンピック74kg級を制したあと86kg級へアップ。2017年ワールドカップでデービッド・テーラーに敗れたが、同年の世界選手権は優勝し、階級アップを成功させた(テーラーは不出場)。しかし2018年世界選手権はテーラーに敗れて3位。
2019年世界選手権はテーラーが負傷欠場し、ヤズダニチャラティ―が優勝した。東京オリンピックの決勝では、大激戦の末、ヤズダニチャラティ―が終了間際までリードしていたが、逆転負け。テーラーに3連敗となり、オリンピック連覇を逃した。4度目の対決実現なるか。そして勝者は?
発表されたイランの男子フリースタイルの代表選手は下記の通り。
▼57kg級 Sarlak, Alireza Nosratolah=2021年アジア選手権2位
▼61kg級 Amouzadkhalili, Rahman=2021年世界ジュニア選手権優勝
▼65kg級 Yazdani Cherati, Amir=2021年アジア予選2位
▼70kg級 Elahi, Erfan Mohammad=2021年世界ジュニア選手権優勝
▼74kg級 Emamichoughuei, Younes Aliakbar=2021年アジア予選優勝
▼79kg級 Nokhodilarimi, Mohammad Ashghar=2021年ヤシャ・ドク国際大会優勝
▼86kg級 Yazdani Charati, Hassan=2021年東京オリンピック2位
▼92kg級 Ghasempour, Kamran=2021年アジア選手権優勝
▼97kg級 Goleij, Mojtaba=2020年アジア選手権優勝
▼125kg級 Zare, Amir Hossein=2021年東京オリンピック3位