【オスロ(ノルウェー)】2021年世界選手権第2日は10月3日、新たに男子フリースタイル4階級が始まり、79kg級の吉田隆起(自衛隊)が3位決定戦に回ることになった。57kg級の阿部敏弥(国士舘大職)、65kg級の山口海輝(日体大)、92kg級の大津拓馬(山梨学院大)は、いずれも上位進出ならなかった。
吉田は初戦の2回戦で2014年アジア大会2位のオ・マンホ(呉満昊=韓国)にテクニカルフォール勝ち。3回戦で今年の世界ジュニア選手権2位のアシュラフ・アシロフ(アゼルバイジャン)に競り勝った。しかし、準決勝は階級を上げた元オリンピック王者のジョーダン・バローズ(米国)に1-10で敗れた。
阿部は1回戦でカナダ選手、2回戦でブルガリア選手を撃破したものの、3回戦で2019年世界2位、今年の欧州王者のスレイマン・アトリ(トルコ)に2-5で敗れた。
山口は1回戦でケニア選手に快勝したあと、2回戦で東京オリンピック代表(9位)のツルガ・ツムリオチル(モンゴル)に2-3で惜敗。大津は1回戦で2019年世界選手権3位のイラクリ・ムチツリ(ジョージア)と同大会以来、約2年ぶりの対戦となり、4-4のスコアながらラストポイントによって敗れた。
各選手の成績は下記の通り。
【57kg級】阿部敏弥(国士舘大職) 22選手出場
準々決勝 ●[2-5]Atli, Suleyman(トルコ)
2回戦 ○[3-3]Naim Mikyay, Salim(ブルガリア)
1回戦 ○[8-3]Capellan, Darthe(カナダ)
※敗者復活戦に回れず
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【65kg級】山口海輝(日体大) 27選手出場
2回戦 ●[2-3]Tumur-Ochir, Tulga(モンゴル)
1回戦 ○[Tフォール、0:50=10-0]Kaboche, Gilbert Mbevoni(ケニア)
※敗者復活戦に回れず
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【79kg級】吉田隆起(自衛隊) 25選手出場
3決戦=4日に実施(対戦相手未定)
準決勝 ●[1-10]Burroughs, Jordan Ernest(米国)
準々決勝 ○[4-4]Ashirov, Ashraf(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[Tフォール、5:23=10-0]Oh, Man-Ho(韓国)
1回戦 BYE
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【92kg級】大津拓馬(山梨学院大) 20選手出場
1回戦 ●[4-4]Mtsituri, Irakli(ジョージア)
※敗者復活戦に回れず