【オスロ(ノルウェー)】2021年世界選手権第2日は10月3日、前日から始まった男子フリースタイル4階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、3位決定戦に進んだ61kg級の長谷川敏裕(日体大クラブ)とカザフスタン代表で125kg級に出場したオレッグ・ボルチン(新日本プロレス職)は、ともにモンゴル選手とメダルをかけて闘い、長谷川が銅メダルを獲得。ボルチンは5位に終わった。
長谷川は2018年世界選手権3位のツブシンツルガ・ツメンビレグと対戦。序盤こそ競ったが、徐々にポイントを重ね、終盤に11点差をつけて快勝した。同選手は2018年に57kg級でU23世界選手権優勝やアジア選手権3位などの成績を残しているが、61kg級にアップしてからは初の国際大会でメダルを手にした。
男子フリースタイルは2019年大会ではメダルを逃しており、2大会ぶりのメダル獲得。男子としては4大会連続、東京オリンピックを含めれば5大会連続でメダルを取った。
ボルチンは東京オリンピック5位のルハグバゲレル・ムンクツルが相手で、2点を先制したものの逆転され、最後は3-5で敗れた。2019年大会に続く2度目の世界選手権でファイナルまで勝ち進んだが、メダルは逃した。
両選手の成績は下記の通り。(撮影=布施鋼治)
【61kg級】長谷川敏裕(日体クラブ) 3位=25選手出場
3決戦 ○[Tフォール、5:34=12-1]Tumenbileg, Tuvshintulga(モンゴル)
(以下、前日に実施)
準決勝 ●[Tフォール、3:41=0-10]Magomedov, Abasgadzhi(RWF=ロシア・レスリング連盟)
準々決勝 ○[6-3]Grigorev, Eduard(ポーランド)
2回戦 ○[9-5]Amouzadkhalili, Rahman Mousa(イラン)
1回戦 ○[1-1]Megerle, Nico(ドイツ)
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【125kg級】オレッグ・ボルチン(カザフスタン=新日本プロレス職) 5位=19選手出場
3決戦 ●[3-5]Munkhtur, Lkhagvagerel(モンゴル)
(以下、前日に実施)
準決勝 ●[Tフォール、4:50=0-10]Petriashvili, Geno(ジョージア)
準々決勝 ○[6-3]Koldovski, Aleksander(ウクライナ)
2回戦 ○[6-5]Olar, Egor(モルドバ)
1回戦 BYE