【オスロ(ノルウェー)】2021年世界選手権第4日は10月5日、ノルウェー・オスロで女子4階級がスタート。50kg級の吉元玲美那(至学館大)、53kg級の藤波朱理(三重・いなべ総合学園高)、65kg級の森川美和(日体大)の3選手が決勝進出を決めた。76kg級の松雪泰葉(至学館大)は準々決勝で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
吉元は1回戦からリトアニアとベラルーシの選手にテクニカルフォール勝ち。準々決勝でモンゴル選手をフォールで破ったあと、準決勝で2019年世界選手権2位のアリナ・エミリア・ブク(ルーマニア)もテクニカルフォールで撃破。4試合を無失点で勝ち抜き、決勝は東京オリンピック3位のサラ・ヒルデブラント(米国)と対戦する。
藤波は初戦の2回戦でインド選手、準々決勝で東京オリンピック8位のルイサ・バルベルデ・メレンドレス(エクアドル)に、ともにテクニカルフォール勝ち。準決勝も2016年リオデジャネイロ・オリンピック出場経験のあるカタルジナ・クラウィジク(ポーランド)に10点差をつけ、3試合を無失点で勝って決勝へ進む。欧州選手権3位のイウリア・レオルダ(モルドバ)が相手。
森川はベラルーシとカザフスタンの選手に手堅く勝ったあと、準決勝で2018・19年世界選手権5位のフォーレスト・モリナリ(米国)に6-2で勝利。決勝は、欧州チャンピオンであり世界ジュニア・チャンピオンのイリナ・リンガシ(モルドバ)と対戦する。
松雪は初戦の2回戦でハンガリー選手に粘り勝ちしたものの、続く準々決勝で東京オリンピック・アフリカ予選1位のサマー・アメー・ハムザ(エジプト)に2-4で黒星。ハムザが決勝に進めず、敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
【50kg級】吉元玲美那(至学館大) 20選手出場
決 勝 Hildebrandt, Sarah Ann(米国)
準決勝 ○[Tフォール、3:50=11-0]Vuc, Alina Emilia(ルーマニア)
準々決勝 ○[フォール、1:08=4-0]Dolgorjav, Otgonjargal(モンゴル)
2回戦 ○[Tフォール、2:09=10-0]Varakina, Natalya(ベラルーシ)
1回戦 ○[Tフォール、0:24=10-0]Dilyte, Gabija(リトアニア)
------------------------------------
【53kg級】藤波朱理(三重・いなべ総合学園高) 17選手出場
決 勝 Leorda, Iulia(モルドバ)
準決勝 ○[Tフォール、3:04=10-0]Krawczyk, Katarzyna(ポーランド)
準々決勝 ○[Tフォール、3:44=10-0]Valverde Melendres, Luisa Elizabet(エクアドル)
2回戦 ○[Tフォール、2:11=11-0]Pooja, Pooja(インド)
1回戦 BYE
------------------------------------
【65kg級】森川美和(日体大) 19選手出場
決 勝 Ringaci, Irina(モルドバ)
準決勝 ○[6-2]Molinari, Forrest Ann(米国)
準々決勝 ○[6-2]Temirtassova, Aina(カザフスタン)
2回戦 ○[5-0]Mamashuk, Maria(ベラルーシ)
1回戦 BYE
------------------------------------
【76kg級】松雪泰葉(至学館大) 18選手出場
準々決勝 ●[2-4]Hamza, Samar Amer Ibrahim(エジプト)
2回戦 ○[5-2]Nemeth, Zsanett(ハンガリー)
1回戦 BYE