【オスロ(ノルウェー)】2021年世界選手権第8日は10月8日、前日開始の男子グレコローマン3階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、60kg級は東京オリンピック5位のビクトル・シオバヌ(モルドバ)が東京オリンピック7位のジョルマン・ジョラマン・シャルシェンベコフ(キルギス)を破り、同国の男子グレコローマン史上初めての世界チャンピオンとなった。
モルドバは女子でも65kg級でイリナ・リンガシが初の世界チャンピオンになっている。なお、男子フリースタイルでは1994年大会でルクマン・ドシャブライロフが世界一に輝いており、男子としては27年ぶりの世界王者誕生。
重量2階級は、ともにイランが勝った。97kg級は東京オリンピック3位のモハマドハジ・アブドラハ・サラビが制し、130kg級は4月のアジア選手権を制したアリアクバー・ユソウフィアフマドチャリが2019年U23世界選手権に続き“世界制覇”を果たした。
各階級のファイナル成績は下記の通り。
【60kg級】=19選手出場
▼決勝
Victor CIOBANU(モルドバ)○[9-3]●Zholaman SHARSHENBEKOV(キルギス)
▼3位決定戦
Stepan MARYANYAN (RWF)○[3-1]●Gevorg GHARIBYAN(アルメニア)
Murad MAMMADOV(アゼルバイジャン)○[2-0]●Maksim KAZHARSKI(ベラルーシ)
【97kg級】=27選手出場
▼決勝
Mohammadhadi SARAVI(イラン)○[3-1]●Alex SZOKE(ハンガリー)
▼3位決定戦
Artur SARGSIAN (RWF)○[6-1]●Nikoloz KAKHELASHVILI(イタリア)
G’Angelo HANCOCK(米国)○[負傷棄権、3:32=3-0]●Peter OEHLER(ドイツ)
【130kg級】=22選手出場
▼決勝
Aliakbar YOUSOFIAHMADCHALI(イラン)○[5-1]●Zurabi GEDEKHAURI (RWF)
▼3位決定戦
Iakobi KAJAIA(ジョージア)○[2-1]●Osman YILDIRIM(トルコ)
Oskar MARVIK(ノルウェー)○[1-1]●Yasmani ACOSTA(チリ)