【オスロ(ノルウェー)】2021年世界選手権最終日は10月10日、ノルウェー・オスロで男子グレコローマン3階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、3位決定戦に進んだ63kg級の清水賢亮(拓大)が銅メダルを獲得した。67kg級の下山田培(警視庁)は敗者復活戦で敗れた。
清水は敗者復活戦で4月のアジア選手権優勝のスルタン・アッセツリー(カザフスタン)を4-1で撃破。3位決定戦は、昨年12月の個人戦ワールドカップ2位のエリク・トルバ(ハンガリー)に4点技を決めるなどし、第1ピリオドの終了直前、10-1でテクニカルフォール勝ちした。2017年世界ジュニア選手権50kg級で銅メダルを取って以来の国際大会のメダル獲得。
下山田は3位復活戦進出をかけて今年の欧州&世界ジュニア王者のハスラト・ジャファロフ(アゼルバイジャン)と対戦し、0-7で敗れ、メダルの道が途絶えた。
男子グレコローマンも全日程を終了し、日本は「金1・銅1」を獲得。国別対抗得点は54点で7位。前回(2019年)の6位に及ばなかった。(撮影=布施鋼治)
(注)男子フリースタイルの記事で、ワールドカップの出場枠を「8位以内」としましたが、2019年12月に「5位以内の国と世界選抜の6チームで争う新方式」が発表されていました。訂正します。なお、オリンピック・イヤーにワールドカップは実施されないため、次のワールドカップは2022年になります。《関連記事=2019年12月12日》
【63kg級】清水賢亮(拓大) 3位=21選手出場
3決戦 ○[Tフォール、2:47=10-1]Torba, Erik(ハンガリー)
敗復戦 ○[4-1]Assetuly, Sultan(カザフスタン)
(以下、前日に実施)
準々決勝 ●[4-5]Abuladze, Leri(ジョージア)
2回戦 ○[8-4]Sulaimanov, Kaly(キルギス)
1回戦 BYE
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【67kg級】下山田培(警視庁) 27選手出場
敗復戦 ●[0-7]Jafarov, Hasrat(アゼルバイジャン)
(以下、前日に実施)
2回戦 ●[フォール、5:03=6-5]Geraei, Mohammad Reza Abdolhami(イラン)
1回戦 BYE
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《国別対抗得点》
[1]RWF(ロシア・レスリング連盟)152点、[2]イラン 146点、[3]アゼルバイジャン 107点、[4]ジョージア 92点、[5]トルコ 66点、[6]ハンガリー 60点、[7]日本 54点、[8]アルメニア 49点