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2021.11.10

【2021年全日本学生選手権・特集】全試合を快勝! “1年遅れ”で学生タイトル獲得…男子グレコローマン67kg級・曽我部京太郎(日体大)

 

 2021年全日本学生選手権の男子グレコローマン67kg級は、高校時代に3階級に渡って国体3連覇を達成している曽我部京太郎(日体大)が優勝。昨年の東日本学生秋季新人戦に優勝に続き、2年生にして初の学生全国タイトルを手にした。

進学後、初の学生全国タイトルを手にした曽我部京太郎(日体大)

 「ホッとしています」と優勝を振り返った曽我部は、決勝は、チームの先輩である大学王者の二俣友明と闘い、破ることが目標だったと打ち明ける。だが、勝ち上がってきたのは、二俣を破った三多見明(拓大2年)。「だれが相手でも、自分が勝つつもりだったので、関係なかったです」と振り返った。

 大学王者を破る番狂わせを演じた三多見は、滋賀・日野高時代に国体3位の実績があるが、拓大進学後はまだ成績を残していない選手。「伏兵」と言える存在の快挙だった。しかし、曽我部は高校時代に闘ったこともあり、「投げのある選手」ということを知っていた。

 高校最後の大会だった2019年国体での対戦ではフォール勝ちしている。それでも、大学王者を破るまでに成長していたことに「緊張していました」とのこと。「投げを食らったら(リードしていても)逆転されるので、それを警戒して闘いました」と試合を進め、最後はテクニカルフォール勝ち。全4試合をテクニカルフォールで優勝し、「勝ててよかったです」と笑顔がこぼれた。

大学グレコ選手権の代表落ちがエネルギー

 昨年10月の全日本大学グレコローマン選手権は、1年生王者が期待されながら、7位に終わった。高校での実績では曽我部より下の塩谷優、竹下航生(ともに拓大)が1年生王者に輝いただけに、その悔しさはひとしおだった。

決勝もテクニカルフォール勝ちで、強さを見せた=撮影・保高幸子

 今年の全日本大学グレコローマン選手権は、部内の闘いに敗れて出場できなかった。けがとかではなく、「弱いからです。めちゃくちゃ悔しかった」と言う。一方、“敗北”で自分の課題が分かり、先輩を破る目標ができ、それが頑張るエネルギーにもなった。

 「同級生に先に行かれた。やっと学生のタイトルを取れてホッとしています」と、2人に追いついたここからが勝負か。

 12月の全日本選手権は、世界選手権代表の下山田培(警視庁)が引退するなど、出場選手も若返る。20歳の曽我部にかかる期待は大きいが、「遠藤先輩(功章=東和エンジニアリング)もいるし、自分はまだまだです。強豪選手に追いつき、追い越して優勝したい」と力をこめた。







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