世界レスリング連盟(UWW)は12月1日、男子グレコローマンの2021年最終ランキングを発表。55kg級で世界選手権を制した松井謙(日体大)が1位を獲得し、賞金1万ドル(約113万円)を手にすることになった。
松井は、世界選手権が2019年以来の国際大会だったが、決勝で欧州王者のエミン・セフェルシャエフ(RWF=ロシア・レスリング連盟)を破って優勝し、ランキング・ポイント「58点」(優勝50点+出場選手数によるポイント8点)へ。
欧州選手権で優勝しているセフェルシャエフも、ポイントは2大会を合わせて「58点」。世界選手権での結果により、松井が1位になった。同選手は1月のランキング大会「マテオ・ペリコネ国際大会」(イタリア)でも優勝しているが、60kg級での優勝であり、ポイントには加算されなかった。
各階級のランキングは下記の通り。イランが3階級で1位となり、アジアから4階級がトップを占めた。
【55kg級】
[1]松井謙(日本) 58点
[2]Emin SEFERSHAEV(RWF)58点
[3]Eldaniz AZIZLI(アゼルバイジャン)39点
【60kg級】
[1]Victor CIOBANU(モルドバ)76点
[2]Luis ORTA SANCHEZ(キューバ)68点
[3]Zholaman SHARSHENBEKOV(キルギス) 54点
【63kg級】
[1]Meysam DALKHANI(イラン)78点
[2]Leri ABULADZE(ジョージア)56点
[3]Taleh MAMMADOV(アゼルバイジャン)38点
【67kg級】
[1]Mohammadreza GERAEI(イラン)128点
[2]Murat FIRAT(トルコ)60点
[3]Mohamed ELSAYED(エジプト)56点
【72kg級】
[1]Malkhas AMOYAN(アルメニア)78点
[2]Gevorg SAHAKYAN(ポーランド)41点
[3]Sergei KUTUZOV(RWF)40点
【77kg級】
[1]Tamas LORINCZ(ハンガリー)90点
[2]Roman VLASOV(RWF)72点
[3]Sanan SULEYMANOV(アゼルバイジャン)58点
【82kg級】
[1]Rafig HUSEYNOV(アゼルバイジャン)70点
[2]Adlan AKIEV(RWF)61点
[3]Burhan AKBUDAK(トルコ)54点
【87kg級】
[1]Zurabi DATUNASHVILI(セルビア)106点
[2]Zhan BELENIUK(ウクライナ)84点
[3]Kiryl MASKEVICH(ベラルーシ) 58点
【97kg級】
[1]Musa EVLOEV(RWF)102点
[2]Mohammadhadi SARAVI(イラン)102点
[3]Alex SZOKE(ハンガリー)58点
【130kg級】
[1]Aliakbar YOUSOFIAHMADCHALI(イラン)92点
[2]Iakobi KAJAIA(ジョージア)87点
[3]Mijain LOPEZ(キューバ)68点