※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。
全日本選抜選手権を制して世界選手権に出場したベテラン、井上智裕(FUJIOH)と、67kg級で東京オリンピックを目指した高橋昭五(三恵海運)の争いとなるか。
兵庫・育英高時代の監督(井上)と教え子(高橋)。両者は2015年全日本選手権決勝で対戦し、井上が元恩師の実力を発揮してテクニカルフォールで快勝。以後、階級が違って対戦はない。昨年大会で闘う可能性もあったが、井上の棄権で実現しなかった。
昨年2位の堀江耐志(自衛隊)は4月にアジア選手権に出場して銅メダル獲得。全日本選抜選手権でも2位をキープし、井上と高橋に挑む一番手となろう。
全日本大学グレコローマン選手権1年生王者の西田衛人(専大)は、その後の東日本学生秋季選手権・新人戦で両スタイル優勝と勢いをつけている。東日本学生春季新人戦優勝を経て全日本学生選手権を制した矢部晴翔(日体大)らの世代交代に挑む。
《歴代優勝選手》=男子フリースタイル / 男子グレコローマン / 女 子
▼決勝
井上智裕(FUJIOH)○[7-1]●堀江耐志(自衛隊)
▼3・4位決定戦
寺田靖也(明大クラブ)○[フォール、2:04=4-4]●稲葉洋人(青山学院大)
※今年6月の全日本選抜選手権のこの階級の1~3位以外はアイウエオ順
《2021年全日本選抜選手権優勝/2021世界選手権出場》
井上智裕(FUJIOH=いのうえ・ともひろ)
1987年7月17日生まれ、34歳。兵庫県出身。兵庫・育英高~日体大卒。170cm。2019年世界選手権出場
《2021年全日本選抜選手権2位》
堀江耐志(自衛隊=ほりえ・たいし)
1998年1月12日生まれ、23歳。和歌山県出身。和歌山東高~徳山大卒。170cm。2021年アジア選手権3位
《2021年全日本選抜選手権3位》
寺田靖也(明大クラブ=てらだ・せいや)
1994年9月28日生まれ、27歳。千葉県出身。千葉・八千代松陰高卒。172cm。2019年全日本社会人選手権2位
稲葉洋人(青山学院大=いなば・ひろと)
2001年2月11日生まれ、20歳。東京都出身。長野・上田西高卒。182cm。2021年全日本選抜選手権4位
小林大悟(拓大=こばやし・だいご)
2001年1月29日生まれ、20歳。山梨県出身。山梨・農林高卒。168cm。2019年全日本選手権5位
塩崎剛(尾鷲総合病院=しおざき・ごう)
1989年1月6日生まれ、32歳。三重県出身。三重・鳥羽高~明大卒。172cm。2021年全日本選抜選手権5位
島袋慶生(新潟県協会=しまぶくろ・けいせい)
1997年2月4日生まれ、24歳。沖縄県出身。沖縄・浦添工高~日体大卒。177cm。2020年全日本選手権3位
下山田周(日体クラブ=しもやまだ・あまね)
1999年3月24日生まれ、22歳。茨城県出身。山梨・韮崎工高~日体大卒。170cm。2020年全日大学グレコローマン選手権77kg級優勝
高橋昭五(三恵海運=たかはし・しょうご)
1994年10月16日生まれ、27歳。兵庫県出身。兵庫・育英高~日体大卒。165cm。2020年全日本選手権優勝
西田衛人(専大=にしだ・えいと)
2002年7月31日生まれ、19歳。大阪府出身。山梨・韮崎工業卒。173cm。2021年全日大学グレコローマン選手権優勝
矢部晴翔(日体大=やべ・はると)
2001年5月4日生まれ、20歳。神奈川県出身。山梨・韮崎工高卒。170cm。2021年全日本学生選手権優勝
山本貴裕(豊浦クラブ=やまもと・たかひろ)
1995年8月6日生まれ、26歳。山口県出身。山口・豊浦高~日体大卒。172cm。2020年全日本選手権5位