※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。
東京オリンピック代表の乙黒圭祐は不参加だが、世界選手権70kg級代表の基山仁太郎(日体大)がこの階級にエントリーし、激戦が予想される。全日本選抜選手権とプレーオフを勝ち抜き、20歳にしてこの階級の世界選手権出場を果たした佐藤匡記(山梨学院大)との日本代表同士による優勝争いが展開されるか。
全日本選抜選手権で佐藤の進撃を許した昨年優勝の木下貴輪(クリナップ)と、2020年アジア選手権3位の高谷大地(自衛隊)のリベンジなるか。階級アップして2年が経った昨年4位の志賀晃次郎(警視庁)もワンランクアップを目指す。
昨年79kg級3位の梅林太朗(金太郎ホーム)がこの階級にエントリーし、どこまで勝ち上がるか。全日本学生選手権優勝の深田雄智(早大)は全日本大学選手権で佐藤を破った。全日本大学選手権で1年生王者に輝いた小柴伊織(日体大)、同2位の硎屋亮太郎(日大)らの学生選手の台頭も見込まれる。
《歴代優勝選手》=男子フリースタイル / 男子グレコローマン / 女 子
▼世界選手権代表決定プレーオフ
佐藤匡記(山梨学院大)○[2-1]●木下貴輪(クリナップ)
▼決勝
佐藤匡記(山梨学院大)○[2-2]●木下貴輪(クリナップ)
▼3・4位決定戦
高谷大地(自衛隊)○[9-6]●志賀晃次郎(警視庁)
※今年6月の全日本選抜選手権のこの階級の1~3位と、世界選手権代表以外はアイウエオ順
《2021年全日本選抜選手権優勝/2021世界選手権出場》
佐藤匡記(山梨学院大=さとう・まさき)
2001年5月7日生まれ、20歳。神奈川県出身。JOCエリートアカデミー/東京・帝京高卒。173cm。2021年東日本学生春季新人戦優勝
《2021年全日本選抜選手権2位》
木下貴輪(クリナップ=きのした・きりん)
1995年5月11日生まれ、26歳。鹿児島県出身。鹿児島・鹿屋中央高~山梨学院大卒。175cm。2020年全日本選手権優勝
《2021年全日本選抜選手権3位》
高谷大地(自衛隊=たかたに・だいち)
1994年11月22日生まれ、27歳。京都府出身。京都・網野高~拓大卒。169cm。2020年全日本選手権2位
《2021世界選手権70kg級出場》
基山仁太郎(日体大=もとやま・じんたろう)
1999年8月28日生まれ、22歳。三重県出身。三重・いなべ総合学園高卒。177cm。2020年全日本選手権70kg級優勝
梅林太朗(金太郎ホーム=うめばやし・たろう)
1998年4月3日生まれ、23歳。千葉県出身。JOCエリートアカデミー/東京・帝京高~早大卒。168cm。2020年全日本選手権79kg級3位
金子将大(専大=かねこ・しょうと)
1999年7月8日生まれ、22歳。茨城県出身。茨城・鹿島学園高卒。164cm。2021年全日本学生選手権3位
川畑孔明(自衛隊=かわばた・こうめい)
1997年9月11日生まれ、24歳。鹿児島県出身。鹿児島・樟南高~東洋大卒。173cm。2021年全日本選抜選手権5位
小柴伊織(日体大=こしば・いおり)
2003年2月27日生まれ、18歳。佐賀県出身。佐賀・鳥栖工高卒。170cm。2021年全日大選手権優勝
志賀晃次郎(警視庁=しが・こうじろう)
1998年8月29日生まれ、23歳。大阪府出身。京都・京都八幡高~拓大卒。171cm。2021年全日本選抜選手権4位
硎屋亮太郎(日大=とぎや・りょうたろう)
2002年12月3日生まれ、19歳。東京都出身。茨城・鹿島学園高卒。170cm。2021年全日大選手権2位
深田雄智(早大=ふかだ・ゆうと)
2001年6月23日生まれ、20歳。東京都出身。千葉・日体大柏高卒。172cm。2021年全日本学生選手権優勝
三輪優翔(ALSOK=みわ・ゆうと)
1998年11月10日生まれ、23歳。和歌山県出身。和歌山・和歌山・和歌山北高高~日体大卒。173cm。2020年全日本選手権3位