国際オリンピック委員会(IOC)は12月9日、オンラインで理事会を開催し、2028年ロサンゼルス・オリンピックで実施される28競技を決め、ホームページで発表した。レスリングは実施競技として含まれている。来年2月に北京で行われる総会で正式決定される。
今回は実施競技を決めただけ。レスリング界にとって懸案事項であるグレコローマンやビーチなどの実施スタイルと階級数は今後の課題で、出場選手数などとともに2024年12月の総会で決定される予定。
東京オリンピックで実施された競技では、団体運営に問題があるとして近代五種、ボクシング、重量挙げが保留扱いとなり、現段階で実施競技に含まれなかった。2023年の総会で実施するかどうかを決める。
一方、東京では追加競技として実施されたスケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの3競技が、開催地が提案して承認される追加競技ではなく、IOC決定の競技として実施されることになった。トーマス・バッハ会長は「いずれもロサンゼルスのルーツに深く根ざしている。若者に焦点を当てたスポーツで、東京大会の成功にも大きく貢献した」とコメントした。