日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
日本レスリング協会公式サイト
2021.12.17

【2021年全日本選手権・特集(第1日)】勝者の声

お知らせ
本協会Facebook page / instagramに、各階級の試合写真、優勝選手写真、ダイジェスト動画等が順次掲載されます。

 

(2021年12月16日、東京・駒沢体育館 / 取材=布施鋼治、渋谷淳、林大貴、望月清香)


 ■男子フリースタイル70㎏級優勝・成國大志(ゴールドキッズ=全日本選抜選手権の3位を上回って優勝)「(脳天に絆創膏を貼っていることを問われ)決勝で相手の歯が頭にぶつかってしまい、ちょっと血が出てしまいました。2針縫いました。今日は、全試合とも相手が素晴らしかったので、ひとつも気を抜かないようにやりました。

 決勝は、内容的には0点です。全日本選手権は初優勝なので、うれしいですけど、正直、この内容だと世界では勝てない。うれしさはない。このあと出る大会、ひとつひとつ優勝して、世界一に近づけるように頑張りたい」


 ■男子フリースタイル97㎏級優勝・石黒峻士(新日本プロレス職=決勝で学生二冠王者を破る)「今年から永田克彦さん(2000年シドニー・オリンピック銀メダリスト)の元でトレーニングをし、パワーはだいぶアップした。世界で闘う上で、自分が持っているパワーを技術につなげることが一番必要。日本の重量級は世界で勝てないと言われているけど、僕と弟の隼士(86kg級)はそう思っていない。世界でも通用する部分はあると思っているので、その部分をしっかり強めていって、日本人でも海外の選手に勝てるとことを証明したい」

 ■新日本プロレス・永田裕志監督「彼の試合を実際に生で見るのは1年ぶりなんです。上半身のさばきや崩し、最後はばてるという話を聞いていた。まずはグレコローマンを徹底的にやってもらった。あとはタックルで取られない練習。今日見て、去年と違って一つ一つの技は正確で鋭くなっていた」

 ■コーチ役の永田克彦氏「週に1回、(石黒の)フィジカルの面のトレーニングを見させてもらい、外国人に負けないだけのフィジカルを作ってきた。今回はフィジカルが強くなっただけではなく、レスリングのパフォーマンスとしてうまく発揮されていて、試合内容もよかった。これでいい、というのはないと思うので、絶対値を上げさせたい」


 ■男子フリースタイル125㎏級・山本泰輝(自衛隊=決勝は、一度は追いつかれながらも最後は3-2)「自分の持ち味はタックルなんですけど、そこを相手に封じられてしまった。自分のレスリングができなくて悔しいです。最初のタックルを相手に切られてしまって、入るのが怖くなってしまった部分があった。

 ライバルと呼ばせてもらっていいのか分からないけど、その人たちがみんな引退して、今回は圧倒的な強さで勝たなくちゃいけないと考えながら日々練習してきました。今まで以上に追い込んで練習してきたつもり。今日の試合内容だと、もっと追い込まないといけない」


 ■男子グレコローマン77㎏級・櫻庭功大(自衛隊=決勝で学生二冠王者を破り、初の日本一へ)「ずっとチャレンジャーの気持ちでいるんですけど、今回は屋比久さん(翔平=東京オリンピック銅メダル)が出ていないので、追われる立場という緊張感がすごくありました。優勝できてホッとした気持ちです。アジア大会という大きな大会に出られることは光栄だと思います。大会までの期間、しっかり強化していきたい。

 (屋比久の活躍は)テレビで見て、すごく刺激をもらいました。壁が大きいと感じましたが、パリ・オリンピックに向けて負けてはいられない。倒すのは自分だと思ってやっています」


 ■男子グレコローマン82㎏級優勝・岡嶋勇也(警視庁=決勝をテクニカルフォールで勝ち、2年ぶりに優勝)「けが明けの大会で、10月から2ヶ月の調整で試合に臨みました。最初は足元もおぼつかない感じで、すぐ息も上がってしまった。でも、体力は落ちないようにずっとトレーニングをしていた。最終的に結果を出すことができてよかったです。

 準決勝(藤井達哉戦)は試合内容がよくなかったので、決勝は思い切っていくことを心がけました。気持ちの切り替えはうまくできたかなと思います。2022年はチャレンジャー精神を忘れず、どんどん練習していきたい」


 ■男子グレコローマン87㎏級・角雅人(自衛隊=学生王者や同門選手を破って通算5度目の優勝)「東京オリンピックの予選会でふがいない結果に終わってしまって、オリンピックを悔しい気持ちで見ていました。この大会に懸けていたので、優勝できてよかったです。決勝は、自分から攻めて、押し倒して崩すことを徹底的にやろうと思っていたので、それができてよかったと思います。

 (決勝を争った阪部創は)同門で、いつも練習しています。強い選手なので、『どうしよう』という気持ちもありましたが、メンタルの持っていき方がすごくうまくいった。この階級では、今後も同門対決が続くと思うので、負けないように研究と練習を繰り返したい。アジア大会でメダルを獲得したいと思います」


 ■女子59kg級・屶網さら(至学館大=負傷によるブランクから復帰して2年ぶりの優勝)「監督やコーチに『リラックスして、とりあえず勝てればいいから』と言われていました。しっかりポイントにつなげることができてよかった。大学1年生の時に、右ひざの前十字じん帯と内側(側副)じん帯をけがして、治ったと思ったところ、傷口のところに菌が入ってしまった。しっかりした練習をしたのが今年の8月です。

 体力を取り戻すために一生懸命練習を頑張ろうと思って練習しました。足をけがしたけど、上半身に頼るのではなく足を使うように工夫しました。それでも上半身の動きになってしまったので、今後修復していかないといけないと思います。来年の明治杯(全日本選抜選手権)で優勝して世界選手権に出られるように頑張りたい。その後は57kgに落として頑張っていきたい」


 ■女子76㎏級・鏡優翔(東洋大=世界選手権を逃した屈辱を晴らす2年連続通算3度目の優勝)「(決勝は山本和佳に2点を先制されながらラストポイントで逆転勝ち)自分が攻めることを意識していた。攻めて点数を取られてしまったけど、自信をなくすことなく、攻め続ける自分のレスリングを貫こうと最後まであきらめずにやった結果だと思います。5月に本当に悔しい思いをして(世界選手権代表決定プレーオフに敗れる)、その思いを力に変えてずっと練習してきた。

 (この優勝で)アジア大会のキップを手にすることができたので、まずはアジア大会に向けて頑張っていきたい。5月か6月の明治杯(全日本選抜選手権)にもしっかり勝たなくちゃいけないと思う。パリ・オリンピックには必ず私が出場して、最重量級初の金メダルを獲得できるように今から練習に取り組みたい。まだまだフィジカル面でも、スピード、体力、そしてタックルも自分には足りないと思う」

 







JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース

年別ニュース一覧

サイト内検索


【報道】取材申請について
-------------

● 間違いはご指摘ください
本ホームページ上に掲載されている記録や人名に誤りがある場合は、遠慮なくご指摘ください。調査のうえ善処いたします。 記録は、一度間違うと、後世まで間違ったまま伝わります。正確な記録を残すためにも、ご協力ください。


アスリートの盗撮、写真・動画の悪用、悪質なSNSの投稿は卑劣な行為です。
BIG、totoのご購入はこちら

SPORTS PHARMACIST

JADA HOMEPAGE

フェアプレイで日本を元気に