2021.12.19

【2021年全日本選手権・特集（第3日）】健闘選手の声

お知らせ

本協会Facebook page / instagramに、各階級の試合写真、優勝選手写真、ダイジェスト動画等が順次掲載されます。

（2021年12月18日、東京・駒沢体育館／取材＝布施鋼治、谷山美海、林大貴、岡秀樹）

　■男子フリースタイル61kg級・樋口黎（ミキハウス＝決勝で学生王者の榊流斗に黒星）「攻めていた中で取り切れなかったというのが反省点です。動きとしては、57kg級の減量でフラフラの時よりは動けている。東京オリンピックの挑戦が終わって、少し休みの期間を入れたので、本格的に追い込む練習は短かったのですが、収穫はあったんじゃないかな、と思います。

　どれだけ努力したとしても、結果がついてこなければ意味がないと思っている。今回は練習や気持ちの面など、もっと伸ばせる部分も見えてきた。61kg級であれば、パワーはもっと上げられるし、攻め方も工夫してできると思う。来年の全日本選抜選手権でいい結果が出せるように頑張りたい」

　■女子57㎏級・南條早映（至学館大＝決勝で55kg級世界一の櫻井つぐみに痛恨の逆転負け）「川井梨紗子選手や伊調馨選手がいない中、次は自分だという思いで頑張っていて、それを考えすぎずに、いつも通りやろうと思っていました。やはり１、２回戦でけっこう力んでしまい、いつもの自分と違うものがありました。

　これからはオリンピックに向けてどんどん激戦になり、他の階級から代表を勝ち取りに来る選手が出てくる。そのような厳しい闘いの中でも勝ち抜ける精神力や気持ち、考え方をもっと強化していきたいです」

　■女子57kg級・水澗琉奈（石川・志賀高＝石川県の高校選手としては男女を通じて初の全日本選手権出場も、同じ高校生に敗れて初戦敗退）「勝てたかもしれない相手なのに、負けてしまって悔しいです。無観客でしたが、画面越しに応援してくれる人がいるわけで、ふがいない試合をしてしまったことが悔やまれます。

　大学へ行って、もっと練習して、こうした大きな大会で優勝したい。応援してくださった皆様には感謝しかありません。また出場できる機会があれば、応援していただきたいと思います。（石川県出身の川井姉妹について）ずっとあこがれていて、近くて遠い存在です。しっかり練習して、2人に近づきたい」

　■女子62kg級・稲垣柚香（至学館大＝初戦で世界3位の尾﨑野乃香に1－5で敗退）「来年のこの大会からオリンピック予選が始まるので、今回の負けを生かして、それまでに絶対に強くなりたいと思います。今大会に向けて、『苦しいところからもう一本』ということをやってきた。それは間違っていないと思うので、それを意識して練習していこうと思います。