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2022.04.01

【2022年全国高校選抜大会・特集】悔いの残る2年連続の準優勝、インターハイでの巻き返しを誓う…いなべ総合学園(三重)

 

日体大柏との決勝、51kg級を伊藤久遠が勝ち、幸先いいスタートだったいなべ総合学園高=撮影・保高幸子

 2022年全国高校選抜大会・学校対抗戦で2年連続決勝進出を果たしたいなべ総合学園(三重)は、王座奪還を目指した日体大柏(千葉)に2-5で敗れ、2年連続2位に甘んじた。昨年は1年生主体のチームでの躍進。多くのメンバーが残っていたので、藤波俊一監督は「今年は狙っていました」と言う。しかし、60kg級のレギュラー選手が計量失格するアクシデントもあり、力及ばなかった。「やっぱり悔しかった」と振り返った。

 125kg級が不在のチーム。その分、80kg級に昨年の個人戦2位の神谷龍之介が控えているので、「(125kg級不在の)不安はあったけど、71kg級までに3勝、という気持ちでやってきた」と藤波監督。準決勝まではその闘いができて勝ち上がり、決勝でも伊藤久遠が51kg級を勝って波に乗りかけた。

 しかし、55kg級で日体大柏の松村祥太郎(昨年51kg級インターハイ王者)に粘られ、流れを変えられてしまった。同監督は「(松村は)階級を上げたばかりですが、王者だけに駆け引きのうまさとかがありました」と、その強さを認めた。

世界一の選手を育成したが、高校日本一も「達成したい」

 60kg級の計量失格は「油断があった」との後悔が残った。体が限界に達しての計量失格ではない。計量時間の前に自身で測定していれば十分に落ちた状況だが、150グラム・オーバーに気がついてからの減量では間に合わなかった。「私もうかつでした。言い訳でしかありません…」と反省した。

敗戦の中でも手ごたえを感じ、インターハイにかける藤波俊一監督

 それでも、昨年の決勝は軽量級を次々に落とし、125kg級が不在だったので、60kg級であっさりチームの黒星が決まったのに対し、今年は71kg級まで粘った。「1年間の成長は感じます」と振り返る。インターハイまでは、「どのチームもそう考えていると思いますが、4ヶ月でしっかり強化し、今度こそ日本一目指します」と言う。

 来年度も、日体大での女子コーチと高校の指導を並行してやっていく。長女(朱理=日体大進学)を世界一にしたものの、「やはり高校の団体で日本一を達成したい」との思いは強い。コロナで活動に規制がかかる状況がいつまで続くか分からないが、可能なら関東の大学に出げいこに行かせて強化する計画を話し、「インターハイはベストメンバーで挑みたい」と、夏の巻き返しを誓った。







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