日本レスリング協会公式サイト
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2022.04.27

【2022年JOC杯・特集】体育館の中央にビジョンがある最新体育館で3年ぶりの大会開催

 

 新型コロナウィルス感染拡大のため、2年間、大会中止を余儀なくされたJOCジュニアオリンピックカップが、横浜武道館に場所を移し、3年ぶりに開催された。1999年から続いていた横浜文化体育館が2020年夏で閉館。本来なら昨年から新しい会場で実施される予定だったが、約1週間前に中止となり、やっと新会場での大会がスタートした。

会場の中央にビジョンが設置されている横浜武道館

 時代に合わせた造りで、フロアの中央には天井から上下できる巨大なビジョンが設置され、今大会はそこに各マットの進行状況が掲示される画期的な取り組み。これまでにも、全国少年少女選手権で体育館の一面に巨大な掲示板を設置して進行状況を知らせる大会はあったが、会場の四方から目にできるしくみは、まさに“令和の体育館”と呼ぶべき最新の会場。

 今回、ビジョンは進行状況を知らせるだけだったが、チャレンジの際の映像を流すこともできるという。また、全日本選手権などの試合の合間に流している日本レスリングの歴史やオリンピックのダイジェスト映像も流すことができ、使い方次第で盛り上げにも貢献できる。

 固定観客席は約1000席。今年は無観客大会だったので問題なかったものの、応援が入るようになれば不足する心配もある。しかし、フロアにある移動式観客席を設置することで、片側だけでも500~600席は増やし、対応するという(最大1300席増やせるが、マット6面では600席が限度)。

学生の大会や国際大会の開催も視野に

 神奈川県協会の粟田敦会長は「きれいな体育館で、観客席からも見やすい。小部屋も多くあって運営面でも便利。1年遅れの開催スタートが悔しい」と言う。1999年から横浜文化体育館で実施されてきた大会(神奈川県開催は1995年から)。「この会場での永久開催が決まりましたね」の声に、そばにいた日本協会の富山英明会長が即座に「もちろんです。ずっとやってもらいますよ」と一言。

体育館の1階は武道場。小大会やウォーミングアップ場として使用できる=同体育館HPより

 粟田会長は「シーズンの最初で、若手選手が目標にしている大会」として、富山会長の要請を拒否することもなく、「神奈川県協会でマットも持っている。学生連盟とも連携し、学生の大会も実施してほしい」と話した。富山会長は「ワールドカップやアジア選手権もできる」と話し、将来の国際大会での使用も視野に入れる。

 メーンフロアは2階で、1階には武道場があり、仕切り版を取り外せば、ここでも小大会が開催できるので、キッズの大会でも使用できそう。「これを機に、神奈川県のレスリングの振興にもつなげたい」と粟田会長。昨年の全日本大学選手権2位で、この春、日大を卒業したばかりの坂野秀尭(ひでたか)さんが日大藤沢高校に就職した。若い指導者の加入もあり、会場だけでなく、実力でも日本のトップを目指すことを宣言した。







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