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2022.04.29

【2022年JOC杯・特集】JWAから初の日体大へ、アジア銅の兄に刺激され大学デビュー戦でV…U20・男子フリースタイル70kg級・髙橋海大(日体大)

 

(文=谷山美海 / 撮影=矢吹建夫)

 2022年JOCジュニアオリンピックカップのU20・男子フリースタイル70kg級は、昨年のインターハイ65kg級王者である髙橋海大(こうた=日体大)が優勝した。

JOCエリートアカデミーから日体大へ進んだ髙橋海大、5試合を勝ち抜き大学生初の大会を制した

 第1シードとして2回戦から出場し、最初の2試合は10-0のテクニカルフォール勝ち。ヤマ場となったのは、有馬鉄太(拓大)との4回戦。ポイントでリードされることこそなかったものの、取って取られての接戦の末、試合終了時のスコアは14-11。「心が乱れて自分の動きを見失ってしまった」と反省交じりに試合を振り返った。

 「自分が取りにいったところでポイントを取られ、取り返そうという気持ちばっかり先に出てしまった。相手の動きを落ち着いて見ることができなかった。試合中は必死になって気がつかなかったけど、試合後に湯元(健一)コーチにアドバイスをもらう中で、攻める気持ちばかり先走って空回りしていたと気づきました」

 その後の2試合では落ち着きを取り戻し、準決勝ではラスト11秒でフォールを決めるなど、「自分らしい試合ができた」と言う。フェイントへの対応や心持ちの部分など課題点はあるが、湯元コーチからも評価を受けているという攻めの部分では「気持ちよく攻められた」と自身でも納得のいく闘いができた様子。余裕の勝ち上がりとはいかなかったが、大学レスリング生活は上々の滑り出しだ。

アジア3位の兄・夢大に「追いつき追い越したい」

 この日、モンゴル・ウランバートルではアジア選手権の男子フリースタイルが行われており、79kg級には兄の夢大(日体大)が出場。準決勝で敗れたものの、3位決定戦で勝利し、見事に銅メダルを獲得した。

決勝も快勝。5試合中、4試合でフォールかテクニカルフォールでの勝利だった

 髙橋海大への取材は3位決定戦が行われる前だったが、「お兄さんの試合の行方が気になりますか?」との問いに、「あんまり…(笑)」とつれない返答。「自分の試合第一でしたし、ふだんから兄の試合はあまり見ません。結果も後から聞く程度で、そんなに気にならないです(笑)。でも、兄が活躍しているって聞いたら、当然刺激になります」

 この春、JOCエリートアカデミー(JWA)からレスリング競技としては初めて日体大へ進学した。「兄の影響もある?」と水を向けると、「日体大で兄が活躍しているので、それはもちろん。追いつき、追い越したい気持ちも当然あります」と今度は力強い回答。

 大学デビュー戦で優勝を飾ったとはいえ、「大学の練習でもかなわない相手がまだまだいる」と、周りのレベルの高さを痛感している。フリースタイル70kg級には、昨年12月の全日本選手権2位の高田煕、74kg級には全日本大学選手権1年生王者の小柴伊織と、大学トップレベルの選手がいて、さらなる高みを目指すにはもってこいの環境だ。

 「1年生なので、もまれて、もまれて、強くなる側。先輩たちにもどんどん当たりにいって、世界でトップを取れるような選手になりたい」。

  夢の世界の舞台で活躍する兄に負けじと、海を越えて活躍する大きな選手になる。







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