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2022.05.20

【2022年西日本学生春季リーグ戦】目標の「3位」には及ばなかったが、1975年以来の「優勝」へ向けて前進した大体大

 

 1984年春季以来、37年ぶりに一部リーグでの闘いとなった大体大は、予選グループの3回戦で中京学院大を、5・6位決定戦で九州共立大を破り、5位に躍進した。

37年ぶりの一部リーグでの闘いで5位に躍進した大体大=チーム提供

 同リーグは一部と二部の入れ替え戦がなく、一部最下位と二部優勝が自動的に入れ替わる方式。そのため、昇格したばかりのチームは一部最下位となって二部にUターンすることが多い。2018年春季に、前季二部優勝の九州共立大が一気に2位に躍進したあと、5季連続で“Uターン現象”が続いていた。

 九州共立大の2位には及ばなかったが、姫路文博監督は「一部残留できたことはよかったです」と安どの表情。昇格したチームが一部リーグの壁にはね返され、すぐに二部に落ちることを頻繁に目にしていたので、残留が難しいことは十分に知っていた。「選手の頑張りに感謝したい」と振り返った。

 選手が定めた目標は「3位」。自分も3位を目指して大会に臨んだので、「目標には及びませんでした」とも言う。ただ、3位に入れる戦力との確固たる自信があったわけではなく、3位くらいを目標にしていないと1勝もできないから、という理由の方が大きい目標だったと言う。

5・6位決定戦の最終戦で向江拓が勝ち、5位が決まった

 2勝をマークできた要因は、選手が自主的に練習してくれたことと、大学のスポーツ科学センターの専門職員のアドバイスを受けながら体力づくりに励めたことを挙げた。「技術的には(従来から一部にいるチームに)負けているでしょう。大学の特性を生かしたフィジカル面の強化がよかったと思います」と言う。

 もちろん、試合を途中であきらめることなく闘える精神力がついていることも感じている。「精神力は指導できない」と言われるが、選手が気持ちを強く持ってくれたことが5位躍進につながったのだろう。

「まず3位を実現したい」…姫路文博監督

 中京学院大、九州共立大ともベストメンバーではなく、負傷者が出ていたことは明白で、「運もあったと思います」とも言う。しかし、自チームも主力選手が1週間前にぎっくり腰をやってしまうなど、満身創痍の状態。けが人が出てしまうことは仕方なく、それを乗り越えて総合力で競うのがリーグ戦。運だけの成績ということはありえまい。

チームを支えた上田蒼空主将

 今回の成績により、秋季は「二部に落ちないための3位目標」ではなく、現実問題としての3位が目標となる。いや、3位になるために「優勝」が目標か。体は大きくとも大言壮語をしない監督だけに、「まず3位を実現したい」と控えめ。「しばらくは間違いなくチャレンジャーです。一度負けてしまうと、ダーっと落ちてしまいますから、そうならないようにしたい」と、常に上を目指すチームづくりを口にした。

 「インカレ(全日本学生選手権)で3位以内に入る選手が出てほしい。個人戦でも頑張ってチームとしての力をつけ、有望な高校生が来てくれるようなチームにしたい」との希望を口にし、1975年秋季以来のリーグ戦優勝を目指す。







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