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2022.05.28

【2022年東日本学生リーグ戦・特集】戻ってきた熱気、「開催できてよかった、という声が多く聞けました」…東日本学生連盟・吉本収理事長

 

 無観客ながら、3年ぶりに開催された東日本学生リーグ戦。東日本学生連盟の吉本収理事長(神奈川大職)は「正直、リーグ戦の雰囲気を忘れかけていたので、開催できて、単純によかったと感じています。指導者の皆さんからも『開催できてよかった』との声が多く聞けました」と振り返った。日本協会の富山英明会長からは「やっぱりリーグ戦はいいね。エネルギーをもらえる」と感謝されたと言う。

【上】観客席にいるのは試合に出ない登録選手だけだったが、熱く燃えた駒沢体育館【下】壁には各大学の幟が掲げられ、会場を盛り上げた

 人が動くゴールデンウィーク明けに「新型コロナウィルス感染者が増えるのではないか」という報道もあり、そうなったら3年連続の中止もありえた。予想に反して感染者数は増えず、エントリーした大学からも感染者が出ることなく、全チーム参加で開催できた。

 それでも、入館時の検温、1週間前からの体調管理表(検温、体調、行動記録)提出、ウォーミングアップ・試合時以外のマスク着用などの感染防止対策を実施。多くの大学の役員(監督・コーチ)がスムーズな運営のために積極的に参画してくれ、女子マネジャーによる当日の運営・進行の補助もあって円滑な競技運営ができたと総括。「心から感謝したい」と言う。

 ただ、声援について変更せざるをえなかった。当初は声を出しての応援は禁止し、座席は一つ空けて座ることとしていたが、熱の入り方が個人戦大会とは違った。団体戦の雰囲気から黙って試合を見ていられる状態にはならず、途中で「マスクをしての声援は可」に変更。「マスクは外さないように」とのアナウンスが繰り返されたが、声援と熱気でアナウンスが押し返される場面もあった。

苦情はなかった抽選制、選抜チーム導入は歓迎

 「抽選で試合方式を決める」「学連選抜チームの参加」の2つの新企画を導入した大会だった。2020年大会にも実施する予定だった試合順の抽選方式は、2年遅れで日の目を見た。どんな試合順になるかへの関心が高いのか、抽選を選手に任せることなく監督自らが来るチームも多かった。運営側も慣れていないため、最初は手間どることもあったが、システム自体を含めて苦情はまったくなかったという。

試合順の抽選をする日体大・松本慎吾監督=撮影・矢吹建夫

 吉本理事長は「必ずしも減量の多い軽量級から始まらない。早朝計量後の食事摂取から、少しでも消化が進んで体力を戻す時間ができるので、選手の健康のためにはいいことでは」との感想を持つ。次年度以降に継続するか否かについては、次回の理事会に諮る予定。

 学連選抜は今年2月の理事会で提案され、実施することになった案件。「どの大学もチームが組めるのが理想」と、今年から実現するかどうか分からなかったそうだが、国際武道大と東北学院大の“タッグ”が実現。制度の恩恵を受けてリーグ戦のマットに立つことができた。

 両チームの監督からは「リーグ戦で闘えたことだけでなく、今まで交流のなかった大学同士でタッグを組めたことで、今後の互いの関係性にもつながった」と感謝されたという。

レスリングのイメージダウンになることへは、厳しい対応をとる

3年ぶりのリーグ戦、新たな課題も浮上した(イメージ写真=本文と関係ありません)

 一方で、引き続きの課題も持ち上がった。学生審判が試合を裁くため、判定への不満や審判への批判の声が少なくなかったのも事実。審判長として参加していた本田原明審判員(自衛隊=国際審判員)が、応援席にいる選手澾に対して「判定に対する文句(の声援)は駄目だよ」と念押しするシーンがあったほど。

 そのほか、相手選手やセコンドに敬意を欠く言動も見受けられ、吉本理事長は「大学スポーツとして許されることではない。学連のガバナンス強化として放置できないものと考えます」ときっぱり。

 また、最近、SNSでレスリング選手の不適切な動画投稿があり、監督が気づいてすぐに削除させるケースがあったと言う。「レスリングのイメージダウンになることには、厳しく向き合いたい」と話し、次回の連盟理事会で十分に話し合い、よりいっそう支持されるスポーツを目指すという。







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