【6.16～19明治杯全日本選抜選手権・展望（28）】アジア王者・塩谷優（拓大）と世界王者・松井謙（日体大）の再戦か…男子グレコローマン55kg級

　今年の世界選手権（9月10～18日、セルビア・ベオグラード）の日本代表を決める2022年明治杯全日本選抜選手権は、6月16日（木）～19日（日）に東京・駒沢体育館で行われる。昨年12月の天皇杯全日本選手権で優勝した選手が勝てば日本代表に決定。別の選手が勝てば、当日の全試合終了後、両者でプレーオフを行い、勝者が日本代表。各階級の見どころを探った。

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男子グレコローマン55kg級・展望（2022年6月18日実施）

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

全日本選手権で実現した世界王者・松井謙（赤＝日体大）とアジア王者・塩谷優（拓大）の対戦。再現するか

　昨年の全日本選手権決勝は、アジア王者・塩谷優（拓大）と世界王者・松井謙（日体大）との対戦になり、塩谷が快勝した。塩谷は今年もアジア選手権を制して実力をアピール。世界王者のリベンジなるか。

　昨年大会2位で全日本選手権3位の尾西大河（早大）はJOC杯U20で優勝し、勢いをつけている。全日本学生選手権優勝の荒木瑞生（九州共立大）、同決勝で荒木に惜敗して2位に終わった塩崎泰隆（日体大）が優勝争いに加われるか。

《歴代優勝選手》＝男子フリースタイル ／ 男子グレコローマン ／ 女 子

2021年全日本選手権 → クリック

　▼決勝
塩谷優（拓大）○［Ｔフォール、1:42=11-0］●松井謙（日体大）

　▼3位決定戦
尾西大河（佐賀・鳥栖工高）○［不戦勝］●岡本景虎（専大）

エントリー選手（10選手）

※昨年の世界選手権代表、全日本選手権のこの階級の1～3位以外はアイウエオ順

松井謙

塩谷優

尾西大河

荒木瑞生

《2021年世界選手権優勝／2021年全日本選手権2位》
松井謙（まつい・けん＝日体大）
2001年1月15日生まれ、21歳。愛知県出身。岐阜・中京高卒。162cm。

《2021年全日本選手権優勝》
塩谷優（しおたに・ゆう＝拓大）
2001年10月27日生まれ、20歳。東京都出身。東京・自由ヶ丘学園高卒。157cm。2022年アジア選手権優勝

《2021年全日本選手権3位》
尾西大河（おにし・たいが＝早大）
2003年10月2日生まれ、18歳。福岡県出身。佐賀・鳥栖工高卒。164cm。2022年JOC杯U20優勝

荒木瑞生（あらき・みずき＝九州共立大）
2001年6月20日生まれ、20歳。熊本県出身。佐賀・鳥栖工高卒。158cm。2021年全日本学生選手権優勝

岡本景虎（おかもと・かげとら＝専大）
2001年2月2日生まれ、21歳。和歌山県出身。和歌山・和歌山北高卒。163cm。2021年全日本選手権4位

駒井大輝（こまい・たいき＝近大）
2001年5月11日生まれ、21歳。奈良県出身。大阪・興國高卒。165cm。2021年全日本大学グレコローマン選手権3位

塩崎泰隆（しおざき・やすたか＝日体大）
2000年4月7日生まれ、22歳。愛媛県出身。愛媛・八幡浜工高卒。161cm。2021年全日本学生選手権2位

杉本陸斗（すぎもと・りくと＝日大）
2002年5月9日生まれ、20歳。埼玉県出身。埼玉・埼玉栄高卒。158cm。2021年全日本学生選手権3位

二宮健斗（にのみや・たけと＝日本文理大）
2002年10月22日生まれ、19歳。大分県出身。大分・日本文理大附高卒。157cm。2021年西日本学生新人戦優勝

山際航平（やまぎわ・こうへい＝日体大）
2003年1月8日生まれ、19歳。三重県出身。山梨・韮崎工高卒。163cm。2021年全日本学生選手権3位