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2022.06.16

育英大が女子2階級を制覇、園田新(ALSOK)は最多タイのV8…2022年明治杯全日本選抜選手権・第1日

 

 2022年世界選手権の代表選考を兼ねた明治杯全日本選抜選手権は6月19日、東京・駒沢体育館で開幕。男女8階級が行われ、59kg級で元木咲良、68kg級で石井亜海の育英大選手が優勝。ともにプレーオフも勝ち抜き、世界選手権出場を決めた。ともに初優勝で初の世界選手権。

本戦とプレーオフを勝ち抜き、父に続いて世界選手権のマットに立つ元木咲良(育英大)=プレーオフ

 元木は全日本チャンピオンの屶網さら(至学館大)を本戦で10-3、プレーオフは2-1でそれぞれ破った。元木の父・元木康年は1997・99年に男子グレコローマン63kg級で世界選手権に出場しており、父娘での世界選手権出場を果たす。

 石井は初戦で昨年の世界選手権2位の宮道りん(日体大)を9-6で破る殊勲。決勝とプレーオフで全日本チャンピオンの松雪成葉(ジェイテクト)に2-1、2-1で連勝した。同76kg級は全日本チャンピオンの鏡優翔(東洋大)が勝ち、世界選手権に出場する。

 男子グレコローマンでは、97kg級全日本王者の鶴田峻大(自衛隊)が決勝で仲里優力(佐賀県スポーツ協会)に3-3で敗れたものの、プレーオフでは3-1で雪辱。昨年の87kg級に続く世界選手権出場を決めた。

世界選手権出場を決め、にっこり笑顔の石井亜海(育英大)=プレーオフ

 同130kg級は園田新(ALSOK)が順当勝ち。8大会連続8度目の優勝を遂げるとともに、2014年以来、7大会連続での世界選手権出場を決めた。8度の優勝は、男子グレコローマン85・84kg級の松本慎吾(現日体大監督)、女子72・75・76kg級の皆川博恵(途中まで鈴木=クリナップ)と並ぶタイ記録。7度の世界選手権出場は、男子では歴代3位タイとなる。

 全日本王者不在の同63kg級は、昨年の学生王者で全日本選手権2位の池田龍斗(日体クラブ)が勝ち抜き、初の世界選手権出場を決めた。

 男子フリースタイルは65kg級で山口海輝(日体大助手)、79kg級で髙橋夢大(日体大)が、ともに昨年の全日本選手権に続いて優勝。2年連続での世界選手権出場を決めた。

 各階級の成績は下記の通り。(撮影=矢吹建夫)

昨年の87kg級に続き、97kg級で世界選手権出場を決めた鶴田峻大(自衛隊)=プレーオフ

安定度抜群の強さで8大会連続優勝と7度目の世界選手権出場を決めた園田新(ALSOK)

お知らせ
本協会Facebook page / instagramに、試合写真・ダイジェスト等が順次掲載されます。

 女  子  男子グレコローマン 男子フリースタイル
59kg 68kg 76kg 63kg 97kg 130kg 65kg 79kg

 《プレーオフ結果》


女子

 【59kg級】=10選手エントリー

 ▼世界選手権代表決定プレーオフ
元木咲良(育英大)○[2-1]●屶網さら(至学館大)

※元木は世界選手権代表へ

 ▼決勝
元木咲良(育英大)○[10-3]●屶網さら(至学館大)

※元木は初優勝

 ▼3位決定戦
德原姫花(自衛隊)○[3-1]●田南部夢叶(レスターホールディングス)

 ▼3・5位決定戦
田南部夢叶(レスターホールディングス)○[Tフォール、4:08=11-0]●今佑海(リバーサルジム新宿Me,We)
德原姫花(自衛隊)○[10-2]●岡田純奈(日体大)

 ▼準決勝
屶網さら(至学館大)○[Tフォール、3:57=10-0]●今佑海(リバーサルジム新宿Me,We)
元木咲良(育英大)○[4-0]●德原姫花(自衛隊)

 ▼2回戦
屶網さら(至学館大)○[Tフォール、2:39=10-0]●田南部夢叶(レスターホールディングス)
今佑海(リバーサルジム新宿Me,We)○[Tフォール、1:59=10-0]●友口怜奈(日本文理大)
元木咲良(育英大)○[フォール、2:27=6-0]●岡田純奈(日体大)
德原姫花(自衛隊)○[8-4]●大橋海寛(至学館大)

 ▼1回戦
田南部夢叶(レスターホールディングス)○[Tフォール、2:07=10-0]●浅井紅吏(法大)
大橋海寛(至学館大)○[4-0]●丸末永海(愛知・至学館高)

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 【68kg級】=4選手エントリー

 ▼世界選手権代表決定プレーオフ
石井亜海(育英大)○[2-1]●松雪成葉(ジェイテクト)

※石井は世界選手権代表へ

 ▼決勝
石井亜海(育英大)○[2-1]●松雪成葉(ジェイテクト)

※石井は初優勝

 ▼3位決定戦
宮道りん(日体大)○[Tフォール、2:21=12-1]●小林久美(福岡大)

 ▼1回戦
松雪成葉(ジェイテクト)○[フォール、2:10=2-2]●小林久美(福岡大)
石井亜海(育英大)○[9-6]●宮道りん(日体大)

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 【76kg級】=5選手エントリー

 ▼決勝
鏡優翔(東洋大)○[4-0]●松雪泰葉(ジェイテクト)

※鏡は初優勝、世界選手権代表へ

 ▼3位決定戦
山本和佳(至学館大)○[2-0]●長島水城(大東文化大)

 ▼1回戦
鏡優翔(東洋大)○[7-2]●長島水城(大東文化大)
松雪泰葉(ジェイテクト)○[2-1]●山本和佳(至学館大)

 《棄権》
齋藤未来(小田開発工業)


男子グレコローマン

 【63kg級】=12選手エントリー

 ▼決勝
池田龍斗(日体クラブ)○[5-1]●丸山千恵蔵(日体大)

※池田は初優勝、世界選手権代表へ(全日本王者不在のため、プレーオフなしで決定)

 ▼3位決定戦
小柴亮太(佐賀中部農林事務所)○[10-5]●吉永光輝(近大)

 ▼3・5位決定戦
小柴亮太(佐賀中部農林事務所)○[Tフォール、4:10=9-1]●三井潤(明大)
吉永光輝(近大)○[3-1]●長澤勇人(和歌山県協会)

 ▼敗者復活戦
長澤勇人(和歌山県協会)○[3-3]●矢部和希(栃木県スポーツ協会)

 ▼準決勝
池田龍斗(日体クラブ)○[Tフォール、3:53=11-0]●三井潤(明大)
丸山千恵蔵(日体大)○[4-2]●吉永光輝(近大)

 ▼2回戦
池田龍斗(日体クラブ)○[Tフォール、4:49=9-0]●小柴亮太(佐賀中部農林事務所)
三井潤(明大)○[Tフォール、3:43=8-0]●太田陸斗(立命館大)
丸山千恵蔵(日体大)○[6-0]●長澤勇人(和歌山県協会)
吉永光輝(近大)○[Tフォール、5:08=24-14]●大場哉音(中大)

 ▼1回戦
小柴亮太(佐賀中部農林事務所)○[Tフォール、3:39=11-0]●有賀丈竜(日体大)
三井潤(明大)○[3-1]●丸山蒼生(日体大)
丸山千恵蔵(日体大)○[9-3]●矢部和希(栃木県スポーツ協会)
吉永光輝(近大)○[11-4]●濱口奏琉(大体大)

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 【97kg級】=11選手エントリー

 ▼世界選手権代表決定プレーオフ
鶴田峻大(自衛隊)○[3-1]●仲里優力(佐賀県スポーツ協会)

※鶴田は世界選手権代表へ

 ▼決勝
仲里優力(佐賀県スポーツ協会)○[3-3]●鶴田峻大(自衛隊)

※仲里は初優勝

 ▼3位決定戦
奈良勇太(警視庁)○[Tフォール、4:17=8-0]●天野雅之(中大職)

 ▼3・5位決定戦
天野雅之(中大職)○[5-1]●丸山純樹(静岡県協会)
奈良勇太(警視庁)○[Tフォール、1:59=10-2]●加藤大翔(国士舘大)

 ▼準決勝
鶴田峻大(自衛隊)○[6-0]●丸山純樹(静岡県協会)
仲里優力(佐賀県スポーツ協会)○[フォール、5:56=8-1]●奈良勇太(警視庁)

 ▼2回戦
鶴田峻大(自衛隊)○[Tフォール、4:19=8-0]●天野雅之(中大職)
丸山純樹(静岡県協会)○[Tフォール、1:20=8-0]●長友大生(中京学院大)
仲里優力(佐賀県スポーツ協会)○[Tフォール、1:23=9-0]●加藤大翔(国士舘大)
奈良勇太(警視庁)○[フォール、0:44=4-0]●中原陸(大東文化大)

 ▼1回戦
天野雅之(中大職)○[Tフォール、1:36=9-0]●山本純大(拓大)
中原陸(大東文化大)○[6-1]●吉村海里(国士舘大)

 《棄権》
芹川力亜(日体大)

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 【130kg級】=8選手エントリー

 ▼決勝
園田新(ALSOK)○[Tフォール、2:11=8-0]●西村麻凜(国士舘大)

※園田は8大会連続8度目の優勝、世界選手権代表へ

 ▼3位決定戦
小畑詩音(日体大)○[Tフォール、0:38=8-0]●宮内勇真(神奈川大)

 ▼3・5位決定戦
宮内勇真(神奈川大)○[1-1]●山田康瑛(山梨学院大)

 ▼準決勝
園田新(ALSOK)○[4-0]●小畑詩音(日体大)
西村麻凜(国士舘大)○[4-3]●山田康瑛(山梨学院大)

 ▼1回戦
小畑詩音(日体大)○[5-3]●河野隆太(あづまフーズ)
山田康瑛(山梨学院大)○[4-0]●佐々岡誇仁(中京学院大)
西村麻凜(国士舘大)○[1-1]●宮内勇真(神奈川大)

 《棄権》
奥村総太(拓大)


男子フリースタイル

 【65kg級】=9選手エントリー

 ▼決勝
山口海輝(日体大助手)○[4-3]●安楽龍馬(nobitel)

※山口は2大会連続2度目の優勝、世界選手権代表へ

 ▼3位決定戦
清岡幸大郎(日体大)○[Tフォール、4:30=17-6]●諏訪間新之亮(国士舘大)

 ▼3・5位決定戦
清岡幸大郎(日体大)○[4-2]●青柳善の輔(山梨学院大)
諏訪間新之亮(国士舘大)○[3-2]●徳力貫太(専大)

 ▼準決勝
山口海輝(日体大助手)○[8-1]●清岡幸大郎(日体大)
安楽龍馬(nobitel)○[3-0]●諏訪間新之亮(国士舘大)

 ▼1回戦
山口海輝(日体大助手)○[6-0]●青柳善の輔(山梨学院大)
清岡幸大郎(日体大)○[3-0]●堤泰樹(日体大)
諏訪間新之亮(国士舘大)○[6-4]●上野裕次郎(栃木県スポーツ協会)
安楽龍馬(nobitel)○[6-0]●徳力貫太(専大)

 《棄権》
飯田蓮(周南公立大)

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 【79kg級】=12選手エントリー

 ▼決勝
髙橋夢大(日体大)○[3-1]●山﨑弥十朗(サイサン)

※髙橋は3大会連続3度目の優勝、世界選手権代表へ

 ▼3位決定戦
村山貴裕(自衛隊)○[8-7]●内田貴斗(専大)

 ▼3・5位決定戦
内田貴斗(専大)○[8-1]●阿部侑太(秋田刑務所)
村山貴裕(自衛隊)○[2-1]●奥井真吉(国士舘大)

 ▼敗者復活戦
村山貴裕(自衛隊)○[不戦勝]●山倉孝介(早大)

 ▼準決勝
髙橋夢大(日体大)○[Tフォール、4:33=10-0]●阿部侑太(秋田刑務所)
山﨑弥十朗(サイサン)○[5-1]●奥井真吉(国士舘大)

 ▼2回戦
髙橋夢大(日体大)○[5-1]●内田貴斗(専大)
阿部侑太(秋田刑務所)○[6-2]●田中勝大(拓大)
奥井真吉(国士舘大)○[6-5]●阿部宏隆(KAWAMASU)
山﨑弥十朗(サイサン)○[5-1]●山倉孝介(早大)

 ▼1回戦
内田貴斗(専大)○[Tフォール、2:56=10-0]●竹内祐斗(山口県体協)
阿部侑太(秋田刑務所)○[Tフォール、1;54=12-1]●佐藤大斗(専大)
阿部宏隆(KAWAMASU)○[2-1]●川原大夢(専大)
山﨑弥十朗(サイサン)○[6-0]●村山貴裕(自衛隊)

 







2023年世界選手権/激戦の跡
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