日本レスリング協会公式サイト
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2022.06.22

【2022年明治杯全日本選抜選手権・特集】健闘選手の声

 

(2022年6月16~19日、東京・駒沢体育館)


 ■女子50kg級・吉元玲美那(至学館大=オリンピック・チャンピオンの須﨑優衣に連敗)「須﨑選手はオリンピック後の復帰戦で、相当なプレッシャーだったと思います。気持ちの面では自分の方が有利だったと考えていて、そのチャンスを絶対にモノにしたいと思い臨んだのですが。プレーオフでも完敗してしまったので、情けない気持ちでいっぱいです。体力面もそうですが、カウンターされないタックルを身につけるために、組み手ももっと練習していきたい」


 ■女子59㎏級・屶網さら(至学館大=決勝、プレーオフで元木咲良に敗れ、世界選手権出場を逃す)「決勝は、疲労があったわけではないけど足が全然動いていなかった。腕だけで攻撃してしまったので、パンパンに張ってしまいました。もっと練習しなければいけないと思っています。12月の天皇杯は(オリンピック階級の)57㎏級へ階級変更をします。オリンピックなんて口にできないのですが、強い先輩方がたくさんいるので、負けないように頑張りたいと思います」


 ■女子62kg級・川井友香子(サントリービバレッジソリューション=復帰戦で優勝を逃す)「国内の大会は2019年6月から出ていなかったので、勝っても負けてもいいから国内の大会を経験しようという気持ちでエントリーしました。悔しくないと言ったら、うそになりますが、オリンピックで夢がかなったことで、(その後の)練習で気持ちが入り切らない状態が続きました。それを思うと、この大会に出たこと、ここ(決勝)まで来られたことを褒めたいと思います。負けてしまいましたが、(試合に)出てよかったと思っています」


 ■女子68kg級・松雪成葉(ジェイテクト=決勝、プレーオフとも石井亜海に敗戦)「(負傷のため)本来なら、棄権や、やりたくないと思う状態だったんですが、世界選手権にどうしても出たかったので出場しました。アジア選手権でけがをして、(けがに対する)恐怖心があったので、思い切ってレスリングができなかったのですが、これが今の実力なのかなと思います。12月の全日本選手権はパリ・オリンピックの予選が始まります。そこで勝てるように頑張っていきたい」


 ■女子68kg級・宮道りん(日体大=昨年の世界選手権以来の復帰戦は3位)「優勝を目標に練習してきたので、3位に終わってしまって悔しい気持ちです。(世界選手権で負傷した左ひざについて)なかなか思うように完治していないですが、いろいろな方に治療法や病院などを紹介していただいて、試合に向けていい状態で臨めたと思います。

 (敗戦は)けがが原因ではなく、自分の実力不足です。『オリンピックには自分が出ます』と大きな声で言えない結果になってしまった。あと5ヶ月、命がけで練習して、一番下からはい上がっていく気持ちで、全日本選手権には挑みたい」


 ■女子72㎏級 新倉すみれ(神奈川大=決勝とプレーオフで古市雅子に連敗)「決勝は、リードしているときに守るくせが出てしまいました。プレーオフでは決勝での反省を踏まえて闘おうと思いましたが、相手も作戦を変えてポイントを取りに来ました。確実に勝ちにくる方法をとってきたように思いました。

 自分は、パリ・オリンピックを目指すことは決めてなくて、72㎏級で絶対的に強くなって、12月の天皇杯で優勝し、来年の明治杯でも勝って世界選手権に出たいと思います。(オリンピック階級にこだわっていないことについて)高校のときにオリンピックを目指している人と一緒に練習して、『オリンピックを目指す』とは簡単にいえないからです。72㎏級では優勝できてないので、この階級でしっかりと勝ってから次に行きたい」


 ■男子グレコローマン67kg級・清水賢亮(自衛隊=昨年は63kg級で世界3位、67㎏級に挑戦し3位)「優勝は狙っていたが、それ以上に次につながる試合をしようと思って臨んだ。フィジカルの差がまだまだあったので、12月までにはしっかり強化して臨みたいと思います。減量がない分、試合では動けたので、これからも67kg級でオリンピックを目指していこうと思う。

 12月までにどれだけ今の差が埋まっているか楽しみ。天皇杯で優勝し、来年の明治杯でも優勝して、オリンピック予選となる来年の世界選手権に出場することが一番の目標です」


 ■男子グレコローマン97kg級・仲里優力(佐賀県スポーツ協会=鶴田峻大を破って初優勝のあと、プレーオフは鶴田に敗北)「(プレーオフは)自分の弱いところが出た試合だった。グラウンドの攻めが課題で、自分の敗因となっている部分。12月(全日本選手権)からオリンピックの選考が絡む試合が始まるので、自分に足りない筋力的な部分や、グラウンドの技術を改善していきたい。12月はうれしい優勝ができたらいいな、と思います」


 ■男子フリースタイル65kg級・安楽龍馬(nobitel=全日本選手権と同じく決勝で山口海輝に敗れる)「山口選手と同じ舞台で闘うことができ、勝つ気持ちで臨んだんですけれど、やっぱりあと一歩、何かが足りなかったと思いました。相手の攻めが一枚上手だった。素直に負けを認めています。今年から社会人となって、会社にレスリングをやらせてもらえる環境を準備してもらいました。結果で貢献できるよう、次の天皇杯では必ず優勝しようと思っています」


 ■男子フリースタイル70㎏級 髙橋海大(日体大=大学1年で優勝しながら、プレーオフで成國大志に黒星)「本戦では、自分の右手を取られない、がぶられない、ことを注意した。プレーオフでは、最初に自分からタックルに入って2点を取ったとき、ちょっと安堵の気持ちが出て、気をつけなければならないのに、右手を上に出してしまった。そこから相手の思うつぼになった気がします。最後まで勝ち切る力がないことが分かりました。パリ・オリンピックに向けて74㎏級に上げるつもりですが、まだ65㎏級で挑む視野を消したわけではありません」


 ■男子フリースタイル86㎏級 奥井眞生(自衛隊=この階級で初優勝するも、プレーオフで白井勝太に敗北)「世界選手権には出られないのですが、今回優勝して、自分なりにある程度の評価はできています。いろいろな方々の支えもあり、ここまで来られたかなと思います。

 (東京オリンピック出場の夢が断たれ)一度はレスリングを辞めようと思ったのですが、自衛隊のメンバーの頑張りがあり、リハビリで復帰までの過程を見ていただいた方に、本当によくしてもらった。恩返しが少しでもできるようにと考えました。12月の天皇杯は勝ち、来年の明治杯でも勝ち、世界選手権に出場して自分がオリンピック出場枠を取ってくるような形にしたい」







2023年世界選手権/激戦の跡
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