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2022.06.24

U17アジア選手権(キルギス)出場の女子チームが帰国

 

 2022年U17アジア選手権に出場した女子チームが6月23日、羽田空港に帰国した。インドの躍進に直面し、「銀4・銅2」で優勝はなかった。

メダル6個を持ち、キルギスから帰国した女子チーム

 舩越光子コーチ(栃木・下野サンダーキッズ)は、若い世代ではコロナ禍前の最後の遠征となった2019年U15アジア選手権(台湾)に女子コーチとして参加しており、そのときにインドの台頭を目の当たりにしていた(4階級で優勝し、国別対抗得点は日本と13点差の2位)。インドはコロナ感染者が多く、多くの都市封鎖などがあったが、そんなアクシデントを感じさせず、「そのときの勢いのまま伸びていました」と振り返る。

 日本選手とインド選手の対戦成績は1勝6敗(その1勝も4-4の同スコア)。1点も取れないテクニカルフォール負けも多く、「日本選手はタックルを返されたり、パワーで封じられたりし、グラウンドになるとパワーで一気に持っていかれることが多かった」と言う。インドが、このままの勢いでU20、シニアと伸びていき、今回は不出場だった中国が復活してくれば、さらに厳しい闘いが待っているとも予想する。

 ただ、手も足も出なかったわけではなく、タックルに入れていたので、そのあとの処理をうまくできればポイントにつなげられたと見ている。これまでに国際大会を経験した選手は1人しかおらず、初めてパスポートを作った選手も多かった。海外での大会の雰囲気や生活に戸惑いがあったことも事実。タックルの処理の工夫と、経験を積むことで実力アップにつながると総括した。


羽田空港での最後のミーティング

 ■40kg級2位・江坂萌那(愛知・刈谷クラブ)「海外の選手の力が予想以上に強く、思うように闘うことができなかった。チームの応援があったおかげでメダルを取ることができたので感謝したい。決勝のインド選手は手足が長く、得意なタックルを決めることができなかった。力で勝負すると負けてしまうので、スピードにまさるタックルを決めたい」

 ■49kg級2位・升田夏実(京都・海洋高)「日本選手と試合することと違い、海外の選手は力が強いと思いました。『組みすぎるな』と言われていて、その通りにタックルに入って取れたことは収穫です。どの国の選手も力が強かったのですが、決勝のインド選手はさらに強かったので、自分も力をつけなければいけないと思いました。来年以降も国際大会に出ることは当りまえで、優勝を目指して頑張りたい」

 ■57kg級2位・太田早也香(埼玉・埼玉栄高)「海外の選手は力が強いと聞いていましたが、実際に体験してみて、想像以上。腕がパンパンになり、海外で勝っている選手はすごいんだな、と思いました。インドの選手は、日本選手はタックルがうまいことを知っていて、すごく研究していたと思います。返し技を狙ってくる選手が多かったので、タックルに入ったあとの処理を工夫したい」

 ■69kg級2位・小原春佳(茨城・鹿島学園高)「初めての国際大会で緊張してしまいましたが、練習してきたことは出せたと思います。決勝ではグラウンドの防御ができなかったことが敗因で、もう少し攻めることができたと思います。もっと練習し、また同じ国際舞台に立って、次は優勝できるように頑張りたい」

 ■46kg級3位・川村百花(三重・四日市四郷高)「U15アジア選手権に出場したことがあり、2度目の国際大会。そのときに負けたインドにリベンジすることと、優勝が目標でしたが、インド(選手は別)に負けて3位だったことが残念でした。メンタルを強くすることと、自分から攻めて最後まで攻めることを今後の目標にしたい」

 ■53kg級3位・西岡吟(京都・海洋高)「初めての海外遠征で、海外選手の特徴がよく分からず、1回戦は自分のレスリングができませんでした。3位決定戦までには修正できたかな、と思います。自分のレスリングを出せたとは思います。海外の選手に比べると体力と力が劣っていると思ったので、成長できるように頑張りたいです」







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