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2022.07.08

U15アジア選手権(バーレーン)出場の日本チームが帰国

 

 バーレーン・マナマで行われたU15アジア選手権に出場していた女子と男子フリースタイル・チームが7月7日、成田空港に帰国した。女子は「金3・銀3・銅4」の全階級メダル獲得で、国別対抗得点は2位。男子フリースタイルは「金1・銀1・銅2」で国別対抗得点は5位だった。

バーレーンから帰国した日本チーム

 女子の坂本涼子コーチ(兵庫・芦屋学園監督)は、所属も違い、海外へ行くことが初めてという選手ばかりだったチームに一抹の不安があったようだが、「すぐにひとつのチームとして動け、チームワークが発揮できた」と振り返る。所属は違っても、全国少年少女連盟主催のエリートキャンプで会っている同士であり、「安心感があり、いいコミュニケーションができていた」と、同キャンプの成果のひとつを話した。

 試合では、先月のU17アジア選手権(キルギス)同様、インドが実力を伸ばしていることを感じたと言う。「これまでにも強い選手はいたけど、今回は出る選手すべてが強い。それだけ強化していると思った」と振り返る。これまでは、引き込むパワーが強いというイメージがあったが、今大会は、がぶらせてから巻きにいったり、タックルや飛行機投げを切られても、その次があるなどパワーを技術に適応させており、日本対策もかなりしていると感じたそうだ。

 インドと言えば、コロナの感染者が多く全国各地で都市封鎖が長期間行われていた。それでもこの強さ。「コロナが収束すれば、もっと強くなる可能性がある。ワンランク上をいかないとならない」と警戒した。

空港での解団式

 バーレーンは日中の気温が40度を超えており、アップ場にエアコンはあっても外気と選手の熱気ですぐに室温が上がり、選手は思いのほか体力を奪われてしまう状況。出場選手数の関係でノルディック方式や総当たりリーグ戦が多く、次々と試合があっての戸惑いもあったと言う。

 加えて、ウォーミングアップ場がなく、要望して大会初日にやっと用意されたことや、ウォーミングアップ場の掲示と試合進行が違っていて、慌ててマットに向かうなど、初めて国際大会を開催する国ならではの“アクシデント”があったものの、「食事もおいしく、親切な人が多い安全な国。日本から保護者がLINEで応援してくれ、選手の皆さんにとってはかけがえのない、素晴らしい経験だったと思います」と総括した。

「感謝の気持ちを忘れないように」と伊東克佳コーチ

 男子フリースタイルの伊東克佳コーチ(東京・グロリア)は、空港での解団式で選手に「この遠征に参加させていただいたことに対し、協会の方々、関係者、保護者の方々に感謝の気持ちを忘れないように」と、成績を残すことだけが必要でないことを伝え、感謝の気持ちを持つことを強調した。

 国際大会は初めてという選手ばかり。最初はやはり動きが硬いと感じたそうだが、最後はいい動きをしていたと言う。ノルディック方式で試合をやることは、国内では経験することがなく、負けてすぐに次の試合があることに戸惑う選手もいたようだが、「経験値として今後役立ててほしい」と話す。

 伊東コーチは世界ベテランズ選手権で3度の優勝を誇るが、ナショナルチームのコーチとして遠征に参加するのは初めて。「イランやインドのハングリー精神というか、勝つことに対する貪欲さを強く感じた」と、指導者として学ぶことが多かったようだ。若い選手の熱気に刺激されたのか、「チャンスがあれば(世界ベテランズ選手権に)またチャレンジしたい」と話した。


優勝選手。左から野口紗英、勝目結羽、内田菜楓

 ■女子36kg級優勝・内田菜楓(京都・舞鶴クラブ)「姉(今月末のU17世界選手権に出場する内田颯夏(と2人で優勝することが夢なので、(まず自分が優勝して)とてもうれしいです。点を取られることがあっても、最後まであきらめずに闘えたことがよかったです。ポイントをやってしまったことが反省点です。決勝はとても緊張し、『もしかしたら負けるかも』という気持ちに襲われました。すぐに『絶対に勝つ』と言い聞かせました。(年齢的にあと2回、U15に出場できるので)3連覇して、U17での世界選手権優勝へつなげたい」

 ■女子42kg級優勝・勝目結羽(神奈川・NEXUS TEAM YOKOSUKA)「まだ実感がないのですが、よかったと思います。(リーグ戦最後の試合の)最後に2点を取られてしまい、今後の反省点です。タックルに行った勢いで返ってしまったもので、攻めての失点ですが、そこまで無失点だったので、無失点で優勝したかったです。初戦のインド選手は力が強く、最初の試合で緊張していたこともありますが、酸欠状態になってしまいました。もっと体力をつけないとなりません。国内はもちろん、アジアと世界で勝ち、将来はオリンピックに出られるようになりたい」

 ■女子58kg級優勝・野口紗英(北海道・帯広クラブ)「(無失点だが)バックを取れるところで取れなかったり、ローリングで一気に10点差にしなければならないのに8点差で終わったりと、反省点はあります。国内でやるときより、試合と試合の間隔が短かったので、緊張する間もなく次の試合が来る、という感じでした。体力的にはきつかったです。そうしたことが国際大会にはあると分かりました。今後も国内では勝ち続け、U17に行っても世界で勝てるようにしたい」

 ■男子フリースタイル41kg級優勝・古澤大和(大阪・大体大浪商中)「グラウンドでポイントを取れたことがよかった。しっかり練習していて、得意です。初めての国際大会で、試合前に緊張感しましたが、マットに上がったら、なくなりました。反省点としては、もう少しタックルに入らなければならないことです。(大体大からの一貫チーム)大学の勢いもあって全体が盛り上がっていて、その波に乗れました。出る大会はすべて優勝することが今後の目標です」

 







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