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2022.07.24

塩谷優(拓大)と文田健一郎(ミキハウス)が優勝…2022年ピトラシンスキ国際大会・第1日

 

 男子グレコローマンの全日本チームが参加した「2022年ピトラシンスキ国際大会」は7月23日、ポーランド・ワルシャワで開幕。軽量4階級が行われ、55kg級の塩谷優(拓大)と60kg級の文田健一郎(ミキハウス)が優勝、67kg級の曽我部京太郎(日体大)が2位に入った。63kg級の池田龍斗(日体クラブ)と67kg級の遠藤功章(東和エンジニアリング)は3位決定戦に進んだものの、敗れて5位。

東京オリンピック後の初の国際大会で優勝の文田健一郎(ミキハウス)

 塩谷は、3選手による予選リーグでアフリカ王者のエジプト選手と6月のUWWランキング大会(イタリア)2位のフローリン・チタ(ルーマニア)を連破。決勝で中国の若手選手を5-2で破った。2度のアジア選手権優勝に続き、国際大会は3大会連続優勝。

 文田は1回戦から準決勝までの3試合を、いずれも無失点のフォールかテクニカルフォールで勝ち上がった。決勝は昨年の世界選手権2位で今年のアジア選手権優勝のジョラマン・シャルシェンベコフ(キルギス)が負傷棄権。オリンピック後の初の国際大会を優勝で飾った。

 曽我部は2回戦で昨年の欧州選手権2位・世界選手権7位のマテウス・ルクハン・ベルナテク(ポーランド)にテクニカルフォール勝ち。準決勝で昨年のアジア選手権3位のアマントゥール・イスマイロフ(キルギス)にフォール勝ちして決勝へ進出したが、今年の欧州選手権3位のスラビク・ガルスチャン(アルメニア)にフォール負けして優勝を逃した。シニアでは初の国際大会でメダルを獲得した。

アジア選手権に続いて優勝の塩谷優(拓大)

 1995~98年に国際レスリング連盟(FILA=現UWW)で採用されていた敗者復活戦方式で実施され、どの選手も2敗するまで闘って3位を目指せる方式。池田は2回戦でラトビア選手に敗れて敗者復活戦に回り、スウェーデン選手を破って3位決定戦に進んだ。しかし、ブルガリア選手に敗れ、初の国際大会でのメダル獲得を逃した。

 遠藤も2回戦でガルスチャン(アルメニア=前述)に敗れて敗者復活戦へ。今年の欧州選手権2位のハンガリー選手と昨年の同2位のポーランド選手を破って3位決定戦へ進んだが、昨年の欧州王者で東京オリンピック代表のマテ・ネメス(セルビア)に敗れ、メダルを逃した。

 各選手の成績は下記の通り。(写真はチーム提供)

曽我部京太郎(日体大)は決勝で惜敗し、銀メダル

遠藤功章(東和エンジニアリング)は銅メダルを逃す


男子グレコローマン

 【55kg級】塩谷優(拓大)  優勝=6選手出場
決  勝 ○[5-2]Liu, Jiahao(中国)
予選リーグ3回戦  BYE
予選リーグ2回戦 ○[Tフォール、9-0]Tita, Florin(ルーマニア)
予選リーグ1回戦 ○[7-0]Shaaban, Abdalla Mohamed Shaaban(エジプト)

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 【60kg級】文田健一郎(ミキハウス)  優勝=17選手出場
決 勝 ○[不戦勝]Sharshenbekov, Zholaman(キルギス)
準決勝 ○[フォール、4-0]Fazljija, Ardit(スウェーデン)
2回戦 ○[フォール、4-0]Tracz, Michal Jacek(ポーランド)
1回戦 ○[Tフォール、9-0]Chen, Wenjie(中国)

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 【63kg級】池田龍斗(日体クラブ)  5位=14選手出場
3決戦 ●[1-1]Vichev, Nikolai Ivanov(ブルガリア)
敗復2  BYE
敗復1 ○[6-3]Bica, Virgil Alexander(スウェーデン)
2回戦 ●[フォール、4-4]Jurkans, Aleksandrs(ラトビア)
1回戦 ○[6-4]Grzegorz, Kunkel(ポーランド)

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 【67kg級】遠藤功章(東和エンジニアリング)  5位=18選手出場
3決戦 ●[4-4]Nemes, Mate(セルビア)
敗復2 ○[フォール、8-5]Bernatek, Mateusz Lucjan(ポーランド)
敗復1 ○[フォール、7-6]Vancza, Krisztian Istvan(ハンガリー)
2回戦 ●[フォール、1-9]Galstyan, Slavik(アルメニア)
1回戦 ○[Tフォール、9-0]Omar, Abdelrahman Ahmed Ali Mohamed(エジプト)

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 【67kg級】曽我部京太郎(日体大)  2位=18選手出場
決 勝 ●[フォール、1-8]Galstyan, Slavik(アルメニア)
準決勝 ○[フォール、14-10]Ismailov, Amantur(キルギス)
2回戦 ○[Tフォール、13-4]Bernatek, Mateusz Lucjan(ポーランド)
1回戦 ○[Tフォール、10-0]Oehlen, Niklas Jan Olov Pontus(スウェーデン)







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