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2022.08.24

U20世界選手権出場(ブルガリア)出場の男子グレコローマン・チームが帰国

 

(取材・撮影=保高幸子)

 ブルガリア・ソフィアで行われた2022年U20世界選手権に出場した男子グレコローマン・チームが8月23日、羽田空港に帰国した。優勝はなかったが、銅メダル2個(55kg級・尾西大河、63kg級・丸山千恵蔵)を獲得。現在の年齢区分になってから、初めて複数個のメダルを取る成績だった。

 男子グレコローマンの藤村義コーチ(自衛隊)は「予想していたよりも強い選手ばかり。すばらしい選手たちでした」と、メダル2個を取って5位も1人という成績を評価した。7月上旬のU20アジア選手権(バーレーン)の帰国の際にも強調していたが、グレコローマンのキャリアの浅い若い世代では、今の成績がすべてではなく、今後に生かすための経験をすることが重要。「負けた選手も、今回の遠征をいい経験として今後に生かしてほしい」と要望した。

 U20のアジア選手権と世界選手権のチームに帯同して感じたことは、一貫して指導する必要性。しつこく言いたいことや指導したいことがあっても、帰国して解散したあとは選手と会う機会がほとんどないのが現状。遠征のときだけではなく、常日頃から指導を継続できる体制の確立を要望し、「自衛隊に来てくれてもいいです」とも話す。金の卵の指導を一過性で終わらせたくない気持ちを表した。

銅メダルを取って帰国した丸山千恵蔵(左=日体大)と尾西大河(早大)

 3スタイルをまとめた馬渕賢司チームリーダー(中京学院大監督)は、男子フリースタイルで金、銀、銅のメダルを取れたことを高評価し、しかも高校生2人が決勝進出したことは「価値ある成績」と総括。女子は、けが人がいた中でも気持ちでそれを乗り越えるすばらし闘志を見せてくれたことに満足そう。「危ない試合もあったけど、地力が優れており、それを乗り越えましたね」と話した。

 男子グレコローマンは、初めてメダル2個を取ったことに自信を持った様子。5位に終わった五味虹登(育英大)も「負けた試合は紙一重。世界で闘える実力を発揮した」と話し、メダル3個の可能性も十分にあったと振り返った。

 ただ、ロシア、中国、キューバ、北朝鮮が出ていないことを「分析する必要はある」とも言い、2019年までの成績と単純に比較するべきではないことにも言及。ロシア人と思えるフランスの選手もいて、「今後、国籍を変える選手が多くなる可能性がある。それに対応していかなければならない」と話した。

 U20アジア選手権も今回も、出発前に2日間の合宿を実施できたことが、好成績につながったことを強調した。空港で初顔合わせする場合と違い、コーチが事前に選手の練習を見て実力や特徴を見極め、多くの所属の選手が集まる代表チームをまとめることができたのが、チームの団結力につながったと見ている。

 また、「代表選手の所属がばらけているのは、各所属の指導者が世界を見据えた指導をしっかりやってくれているからだと思います。感謝するとともに、今後の指導もお願いしたい」と話した。


 ■55kg級3位・尾西大河(早大)「グレコローマンをよく指導していただいている青山学院大の長谷川(恒平)監督に恩返しができ、感謝しています。マットがトランポリンみたいに柔らかくて、跳ねるような感じだったこともあり、1回戦はとても緊張して、息が上がってしまいました。みんな、マットが柔らかいとは言っていました。勝った試合は、前に出てプレッシャーをかけることができ、練習していたことができました。

 アゼルバイジャン選手にテクニカルフォールで敗れ、落ち込みましたが、敗者復活戦は翌日だったので持ち直すことができました。敗因は、課題としていたグラウンドのデフェンスの力不足。引き続きの課題です。スタンドでも、相手にプレッシャーをかけてからの技を研究したい。このあとは、全日本大学グレコローマン選手権で優勝し、全日本選手権でも勝ちたい」

 ■63kg級3位・丸山千恵蔵(日体大)「メダルを持って帰って来られたことにホッとしています。ただ、優勝したイラン選手とは実力差があったことを感じたので、その差を埋めていきたい。何もできずに常に先手を取られました。ガツガツ攻めて来て、押さえるのに必死でパッシブを一度も取れなかった。シニアに上がっていっても闘うことになると思うので、差を埋めることが課題です。(ブルガリアとアゼルバイジャンらの欧州勢は)相手は後半、ばてましたね。体力的には勝っていました。

 グラウンドはまだまだですが、首投げとかふだんやっているスタンドの技が外国選手にもかかったのは自信になりました。後半になると日本選手の方がスタミナでまさって有利ということを実感しました。日本での試合と外国選手との試合は違うことも感じ、いい経験でした。全日本大学グレコローマン選手権と全日本選手権で優勝できるように頑張りたい」







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